学生ローンに特化した「キャンパス」は、34歳までの社会人も申込めて、幅広いカードローンです。
中小のカードローンは、いまいち審査の面などが「信用しづらい」かと思いますので、今回は学生ローンキャンパスの審査について詳しくみていきましょう。
とくに「周囲にバレる心配はないのか?」というところを深く追求していきます。
目次
キャンパスの特徴
キャンパス商品概要 | |
申込み条件 | 20歳~34歳(18・19歳の学生不可)の安定した収入がある方 |
借入限度額 | 50万円まで/年収の3分の1までの借入 |
金利(実質年率) | 14.40%~16.80% |
遅延年率 | 20.00% |
返済方式 | 借入金額スライドリボルビング方式 |
返済期間 | 5年間 |
担保・保証人 | なし |
学生ローンキャンパスは、20~30代の借り入れに適したカードローンですね。
一定の年齢を超えている方、そしていずれも安定した収入があるが対象となります。
- 20〜34歳の学生(専門学校生、短大生、大学生、大学院生)
- 20〜34歳の社会人(会社員・公務員・アルバイト等)
『融資額』は50万円までで、数万円借りたい方なら十分助かる範囲かと思います。
Webで手軽に申込むことができるのですが、融資が銀行振込みのみというところだけ注意しておきましょう。
キャンパスは周りにバレずに借入れできる?
キャンパスでは自宅に固定電話がある場合、申込み審査時に電話連絡があります。
もし実家に住んでいれば、実家へ電話がかかってくるということですね。
ただいつ電話がかかってくるかを教えてくれるため、あらかじめ準備はしやすいかと思います。
しかし契約書等の郵便物が郵送されるため、周囲にバレてしまう恐れがあります。
郵送物の送り主はキャンパスからとなりますが、個人名義で送ってほしいと相談することもできるので、どうしてもバレたくない方は郵便物の相談はしっかりしたほうがいいでしょう。
バレないという保証はありませんが、キャンパスは周囲にバレにくく申込む工夫はできるといったというのが結論です。
ヤングローン・キャンパスは即日融資も可能!
キャンパスで即日融資を受けるためには、午前中のうちに申込みを行うのが最も確率が高いです。
具体的に下記の時間に審査が終わっていれば即日融資を受けられる可能性がグッと上がります。ただし振込み希望の銀行口座によって条件が違うので、しっかり確認しておきましょう。
- ゆうちょ銀行“以外”への振込み:14:30までに審査が完了したら即日融資可能
- ゆうちょ銀行への振込み:17:00までに審査が完了したら即日融資可能
つまりゆうちょ銀行への振込みのほうが即日融資を受けるために有利ということですね。
ただしキャンパスは融資が銀行の営業時間内のみの対応となるので、土日祝日に即日融資を受けるのは難しいです。
キャンパスに申込む方法
キャンパスはインターネットか店舗で直接申込むの2択になります。
インターネットの場合、スマホで公式HPのお申込みフォームに必要事項を記入して送信、審査結果を待つという流れで非常に手軽です。
店舗で申込む方法は、キャンパスの店舗である高田馬場まで行く必要があるので近くに住んでいる方限定の方法になるでしょう。
しかも審査中、店舗で待っていることになるのでインターネット申込みのほうが便利です。
申込みに必要な書類
キャンパスの申込みに必要な書類は、学生と社会人とで違いがあります。
学生(以下2点) | 社会人(以下3点) |
学生証【必須】
+ 身分証明書【任意の1点】 (運転免許証・健康保険証・パスポート等) |
健康保険証
+ 収入証明書 (給与明細・源泉徴収票・納税証明書等) + 身分証明書 |
身分証明書は写真付きのものが必要です。
必要書類をしっかり用意しておくことも、キャンパスでスムーズに申込むために大事です。
学生ローンのなかでキャンパスの金利は低め
キャンパスの金利は『14.4%~16.8%』です。
大手消費者金融が上限を18.0%にしていることに比べて、最大金利が低くなっているので、返済の負担が少し軽いのが大きな魅力。
とくに信頼実績がない初めての申込みなら、上限金利が適用されることが多いのでキャンパスのほうがお得に借りれる可能性が高いです。
またキャンパスには初めて申込みの方対象の優遇制度があります。
女子学生で新規の契約の方は『15.6%』
社会人は『16.8%』または『16.2%』
社会人の金利については安定した収入や審査基準によって決まります。
キャンパスの利息シミュレーション
キャンパスの金利がどれだけお得かを知るために、利息のシミュレーションを行っていきます。
今回はキリが良い10万円と30万円借りた場合で返済額の比較をします。
【借入金額が10万円の場合の利息】
10万円借りた場合 | |||
18.0% | 16.8% | 16.2% | 15.6% |
1,479円 | 1,380円 | 1,331円 | 1,282円 |
【借入金額が30万円の場合の利息】
30万円借りた場合 | |||
18.0% | 16.8% | 16.2% | 15.6% |
4,438円 | 4,142円 | 3,994円 | 3,846円 |
※一年を365日、1ケ月を30日とした場合、小数点以下切り捨てます
上記の表をみるとその差額は1,000円を超えたりするものではありません。
1ヶ月で支払いを終えれば、金利による利息の差は大差がないようにも思えます。
ただ、返済期間が長い場合はその期間分の利息がかかるのです。そのため、金利の差によって利息の差額が大きくなっていきます。
そして利息は次のような計算式を使って計算します。
【計算式】元金(借入残高)×金利÷365日×利用日数=利息
※借入の当日は利用日数に含まれない、1円未満は切り捨て。うるう年は365日か366日
計算式の「元金(借入残高)」に注目しましょう。30万円借りた場合は、元金が30万円となります。
上記の表のように30万円を18.0%で借りた場合の利息は4,438円です。1万円返済する場合には、1万円から利息分4,438円を差し引いた「5,562円」が元金から差し引かれることになります。
300,000円-5,562円=294,438円
そして294,438円が、次の月の元金です。
このように返済をすれば、元金が減りますよね。利息の計算式では借入残高が利息の計算のもととなっているので、借入残高が減れば利息も減りますよね。
利息は返済が進めば少なくなっていきます。返済金額が多ければ、その分利息は少なくなるということです。
月々支払う利息は上記のように計算しますが、毎月にかかる利息だけではなく、それを積み重ねて長い期間支払いをするときに利息は大きくなります。
月々の支払い金額と返済回数との関係について、下記の表をみてみましょう。
【金利16.8%で10万円を借入れしたときの、返済金額による返済回数】
返済金額 | 返済回数 |
20,000円 | 6回 |
10,000円 | 11回 |
5,000円 | 24回 |
2,550円 | 58回 |
当前ですが、返済金額が少なければ返済期間は長くなります。返済期間が長くなるほどに、長い期間分の利息を払うことになります。
以下のような返済をしたい方は少しでも低い金利のものを利用しましょう。
- 返済期間が長くなる
- 卒業するまでは返済をし、卒業してから本格的に返済
このような返済の場合、少しの金利の差額が大きなものになってきます。
ここまで金利についてみてきましたが、利息のほかにも毎月の支払いに関係する出費があります。それは振込みにかかる“手数料”です。
金利だけでなく振込み手数料も気にするべき?
金利による1ヶ月分の利息には大差がないことを確認しましたね。
しかし、毎月の支払いには利息のほかにも手数料があります。支払いはみずほ銀行高田馬場支店のキャンパスの口座に振込みで行ないます。
みずほ銀行の振込み手数料は下記になります。
【ATMを利用して返済する場合の手数料】
みずほ銀行高田馬場支店ATMから振込(現金) | みずほ銀行高田馬場支店ATMから振込(キャッシュカード) | 三菱UFJ銀行ATMから振込みした場合(現金) | 三菱UFJ銀行ATM振込みした場合(キャッシュカード) | |
3万円未満 | 110円 | 0円 | 440円 | 275円 |
3万円以上 | 330円 | 0円 | 660円 | 440円 |
ATM手数料 | 利用のATM・時間帯によって110円〜220円 |
振込み手数料が毎回かかるとなると、金利が18.0%と多少高くても、提携ATMから返済すれば手数料がかからない大手消費者金融のほうが安くなることがあります。
なお、キャンパスは店舗での返済も可能で、店舗での返済には手数料はかかりません。店舗が近くにあるという人は手数料について考える必要はありませんね。
借り入れとなると何よりも親・バイト先・学校へ知られてしまうのではないか、ということは気になりますよね。次の章ではどのようにプライバシーに配慮してくれるのかについてみていきましょう。
無理なく返済できる?
キャンパスの返済については、毎月1回の返済日を指定して決めます。みずほ銀行のキャンパスの口座へ振込みでの返済、または来店しての返済になります。
返済について、詳しくみていきましょう。
毎月返済すべき額について
返済については、毎月必ずこれだけの金額は返済しなければいけない金額が決まっています。
具体的な返済金額の設定は下記のようになっています。
借入残高 | 返済額 |
10万円以下 | 2,550円 |
10万円超〜20万円 | 5,100円 |
20万円超〜30万円 | 7,650円 |
30万円超〜40万円 | 10,200円 |
40万円超〜50万円 | 12,750円 |
このように借入金額が増えると、2,550円づつ増えるというようになっています。
この返済額を毎月返済すると、5年以内で返済できるようになっています。
返済額には、利息の支払いも含まれています。この金額に追加して利息を支払う必要はないということですね。
キャンパスの返済額は大手の消費者金融よりも安い設定になっています。そのため、学生や新社会人が毎月の返済がしやすいということなんですね。
この返済額は、キャンパスの返済方式が『借入金額スライドリボルビング方式』であることによって決められています。
『借入金額スライドリボルビング方式』について、簡単に説明しておきます。
借入金額スライドリボルビング方式
「借入金額スライドリボルビング方式』は、借入金額の残高が増減すると返済額もそれに合わせて増減するというものです。
上記の表を見てみると、借入金額の残高が少なくなるにつれて、返済額が低くなっていくのがわかります。
返済額が少なくなると、毎月の支払いが楽になります。アルバイトをする余裕のないときでも、返済額が少なければ支払えないリスクを軽減できるので安心です。
返済方法借入金額スライドリボルビング方式について、詳しく知りたい方はこちらの参考記事を読んでみてください。
関連記事:残高スライド?元利定額?キャッシング返済は複数の方式の組み合わせ
繰上げ返済をすると利息が少なくて済む
キャンパスの公式HPの返済計画シミュレーションで、返済金額による返済回数を調べることができます。
毎月の返済額を多くすると、返済回数はこのように変わります。
【金利16.80%で10万円を借入れしたときの、返済金額による返済回数】
返済金額 | 返済回数 |
17,500円 | 6回 |
15,000円 | 8回 |
12,500円 | 9回 |
10,000万 | 11回 |
7,500円 | 15回 |
5,000円 | 24回 |
2,550円 | 58回 |
10万円の返済額は『2,550円』になるので、毎月少額だけ支払っていても、約5年返済し続けることになります。5年間で発生する利息がかかるということですね。
これが、月々の返済額が少ないときの落とし穴なんです。
返済額を返済するとともに就職して収入が増えたら、できる限り早く返済することも大切なんですね。
20歳以上の学生なら申込める消費者金融
学生の借り入れといえば学生ローンと思い浮かべる方も多いと思いますが、大手消費者金融には学生ローンにはない特徴があります。
なので学生ローンキャンパスを紹介する前に、まずは20歳以上の学生におすすめしたい消費者金融を3社ご紹介します。
いずれも大手で以下のような特徴があり、急ぎでも申込みやすくなっていますよ。
- 夜間・土日祝日問わず申込み可能
- 初めて申し込む方は無利息サービスを利用できる
- 在籍確認や郵便物がないWeb完結がある
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
※20歳以上で安定した収入がある方であればご利用可能です
消費者金融の提供するお得なサービスに「無利息サービス」がありますが、残念ながらキャンパスには無利息サービスはありません。
また、少額の借入利用の場合には、無利息サービスのある消費者金融を利用したほうがよいでしょう。
それでは、キャンパスについてみていきましょう。
まとめ
キャンパスのローンは大手消費者金融よりも比較的金利が安くなっており、月々の返済額も低くなっています。
申込みを早く行うことで即日融資も可能です。しかし、申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があるのでご注意を。
長い期間利用する場合には、金利による利息が少しでも安いほうがいいので、キャンパスのローンはお得に利用することができます。
月々の返済額が少ないことも、収入が少ない、働ける時間が取れないという学生には向いているといえます。
ただ、返済額が少ないということはそれだけの利息がかかるということなので、利用のときには「いくら返済すれば」「どれだけの利息がかかるのか」をキャンパスに問い合わせてみることがおすすめです。