お金を貯めるなら片付けよう|丸山晴美さんから学ぶムダを省く節約術

節約アドバイザー丸山晴美

26歳で600万円以上のお金を貯めマンションを購入し、その実用的な節約術が話題となり、2001年よりフリーの節約アドバイザーとして活動している丸山晴美さん。テレビでご覧になった方も多いかもしれませんね。

そんな丸山さんが執筆された「1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活」には、ただ節約レシピを作る、エアコンを節電するなどの誰でも思い付きそうな節約術は掲載されていません。

そうした小手先のテクニックによる節約術ではなくもっと根本的な部分、つまり服、家具、そして人間関係にいたるまで、あらゆる「身の回りのムダ」を省いてお金を浮かして節約につなげるという、斬新な節約術が本書にはたくさん提案されています。

そこで今回は、本書では触れられなかった丸山さんが独自の節約術を思いついた経緯や、ちょっと個人的な節約の悩み相談も含めてインタビューさせていただきました。

この記事を読んで気になった方は、ぜひ「1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活」を手にしてみてください。節約の考え方自体が変わるおすすめの一冊です!

丸山流節約術「整理整頓」と「節約」の関係

――世の中には非常にたくさんの節約術がありますが、「1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活」に書かれている節約術がそうした節約術と一番違うところはどういう点でしょうか?

丸山さん(以下敬称略):できるだけ実践すれば効果が出やすい、なかなか気付かない習慣的な部分のムダに気付いてもらうことで、節約に結び付くものを提案させていただいております。

節約もダイエットと同じように見直すべきは「習慣」

お金の貯まる人はお金が貯まる「習慣」が身についているし、お金が貯まらない人にはその習慣がないということなんです。

そしてそのお金が貯まる習慣の一番大事な部分が「整理整頓」だと、丸山さんは本書で訴えています。

――そもそも「節約」と「整理整頓」という、一見すると無関係なふたつの関係性に着目されたきっかけとはなんだったのでしょうか?

丸山:お宅訪問型の家計診断をしていた時に、お金が貯まらず借金だらけの家はものがたくさん溢れていて、どこに何があるかわからない、探すと同じものがいくつも出てくる傾向がありました。

反対にお金が貯まる家はすっきりしていて整理整頓されている傾向がありました。

つまり、人、物など整理整頓できる人は、お金の整理整頓も得意なのではないかと考えるようになりました。

いわれてみれば、身の回りの人を見てもそういう傾向ってありますよね。物一つ一つをきちんと管理して大切にできる人って、お金も大切にしている人だと納得できます。

本書ではそうした物の整頓だけでなく、人間関係の整理整頓についても踏み込んで解説されています。友人や同僚との「付き合い」が多くてお小遣いがすぐになくなってしまう人や、お小遣いの大半が飲み代に消えてしまっている人は必読といえるでしょう!

丸山流節約術のケーススタディ

最後に当サイト【お金の教本】のスタッフが書籍だけでは解決しきれなかった具体的な悩みを、丸山流節約術のケーススタディとして聞いてみました

――結婚したいんですがお金がまったく貯まっていないので無理です。今からなんとかお金を貯めようと思うのですが、何から始めたらいいでしょうか?

丸山:先取貯蓄(※1)と家計の見直しです。

家賃+貯蓄が4割になることを目安に、財形貯蓄(※2)や積立預金でなかったものとしてお金を貯めます。

そして、固定費や生活費などのムダの洗い出しをして家計をスリムにして、浮いた分を貯蓄に回しましょう。

(※1)給料を使う前にあらかじめ一定額貯蓄に回すこと
(※2)勤務先と金融機関が連携して、給料やボーナスから天引きしてお金を貯める制度

給料が入った瞬間に「まずほしかったスニーカーを買って~」とやってしまっていましたが、順番が逆でした。

「まず貯蓄に回すお金を先取りしてから、ほしいものを買う」の順番が正解だったんですね……。ちょっと寂しいけど、「最初からなかったもの」として切り替えなければ!

――住んでいる部屋の日当たりが悪く、洗濯物が乾きにくいので乾燥機を使って電気代が無駄にかかっています。なにかいい解決法はないでしょうか?

丸山:洗濯物も乾燥できる除湿機を購入してみてはいかがでしょうか。日当たりが悪く湿気が多い部屋ならできるだけタンクの容量が大きいものがおすすめですよ。

除湿を十分にすることで、衣類や皮製品にカビが付きにくくなる効果もあるんですよ。

あえて高性能な家電を購入し、稼働効率を上げて節約する。

たしかに無駄な家電も一つ減りますし、日当たりが悪い環境でもなんとかなりそうです。洗濯物が早く乾けば電気代もそこまでかさむこともないですしね!

――時短レシピすら面倒に感じるのですが、丸山さんの「これはおすすめ!」というレシピを教えていただけますか?

丸山:私がやっていることは、とにかく炭水化物を確保することです。ごはんは7合まとめて圧力鍋で炊いて、小分けして冷蔵。パスタや乾麺を常備しておきます。

納豆、卵、豆腐、牛乳は常備。作るのが面倒臭い時は、玉ねぎもしは長ネギとちくわや油揚げ、高野豆腐など適当にめんつゆと煮て卵とじにして丼ぶりにします。上にもみ海苔をかけたら完成。

主食と発酵食品とたんぱく質は常備!簡単に見えて、しっかり栄養が取れる簡単レシピですね。

これまで面倒なときはファーストフードで済ましていて、栄養の偏りが壊滅的な状況だったのでこれは助かります。ごはんもまとめ炊きして保存したほうが電気代も安くなりますしね。

このほかにも「1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活」では時短&節約レシピがたくさん提案されていますので、ぜひ手に取ってみてください。

まとめ

丸山さんの書籍を読んでいると、あえて高い家電を購入し、稼働効率を上げて節約につなげたり、薄い人間関係は余計なお金がかかるだけだから切ってしまう、など意外なところが節約につながるという「気づき」がたくさんあります。

今回丸山さんの書籍を拝読し、実際にインタビューしたことで、物事と節約のつながりを意識できるようになりました。無駄をなくしてストレスをためずにお金を貯める。今から意識していけば、数年後に大きな成果が出る節約法です。

また本書は、重要な点が1ページごととてもわかりやすくまとめっていて、今すぐ自分はなにをどうしなければいけないのかが見えてくる一冊です。

「節約しなきゃいけないのはわかってるけど、なにから始めたらいいかわからない」や「いろんな節約法を頑張っているが、どれも長続きしない」という方は、ぜひ「1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活」を手に取ってみてくださいね!