「信用」で回るクレジットカードの仕組みとは

「クレジットカードを作るときの審査って、何のため?」

「クレジットカードを使ってもカード会社が得するだけじゃない?」

そんな疑問が浮かんでくるくらいクレジットカードって、よくよく考えると不思議なモノだと思いませんか?

お店にお金を預けてあって、そこから代金を支払うのであればまだわかります。しかしクレジットカードを使うと──請求は後日、使った分をまとめてなのです。

この薄いカードには、見た目以上に分厚い「信用」を中心とした仕組みが組み込まれていたり、普段意識しないこの仕組み、知っておくとカードの使いかたが変わるかもしれませんよ?

そこで今回は、クレジットカードの仕組みをわかりやすく解説していきましょう。

クレジットカードの利用の仕組み

どうしてクレジットカードが利用できるか、まずはその仕組みを見てみましょうか。

確実に支払ってくれるという「信用」で回る関係!

クレジットカードのキモとなるのが「わたしたち消費者」「商品を売るお店」、そして「クレジットカードを発行する会社」の間で成り立つ「信用」の関係です。

そもそもクレジットカードはアメリカ生まれの仕組みですが、この「クレジット」というのが英語で「信用」の意味になります。

クレジットカードが生まれる前にも後からの支払い(後払い)でOKな仕組みはありました。例えば──

クレジットカードが生まれる前でも、日本で行われていた後払い

ただ後払いって、絶対に後でお金を払ってくれるお客さんでないと信用できないですよね。

なので後払いが効くのは、常連になっているお店に限られてしまいます。いつもしっかりお金を払ってくれる人なら信用しやすいですもんね。

ただ、「自分が行く店全部常連になるほど通うなんてほぼ無理

そんなときに「信用」をおぎなってくれるのがクレジットカード会社の役割なのです!

わたしたち消費者は、クレジットカード会社がお店にちゃんと代金を払ってくれると「信用」されているからカードが使えます。

一方、お店はクレジットカード会社が確実に代金を支払ってくれるという「信用」があるからカード支払いを受け付けてくれるのです。

後払いの習慣を否定し、すでに仕立てた衣服を現金で安く売って繁盛したのが越後屋の「現金掛け値なし」。むしろ日本は後払いの習慣のほうが根付いているのかもしれませんね。

では、クレジットカード会社が求める「信用」はどこにあるのでしょう?

それは、わたしたちが商品を買ったときなどに、きちんとお金を支払ってくれることではないでしょうか。

つまりクレジットカードは、「消費者」「クレジットカード会社」「お店」の3つの信用で成り立っているというわけです。

よりイメージしやすくするために、図にして整理してみましょう。

消費者・クレジットカード会社・お店の間の関係性

とはいっても「わたしちゃんとお金払います!」といくら口でいったところで、クレジットカード会社も信用なんてできません。

そこでクレジットカード会社も、わたしたちが信頼できるかどうかを判断するために「審査をするわけです。

お金を借りるとき、クレジットカードを申し込むときに、審査があるのは、すべて信用できるかどうかを見極めるため。

「審査が通ってクレジットカードを受け取る」ということは、「あなたは、〇〇万円まで自由に使ってもちゃんと返してくれるよね」と信用されているわけです。

クレジットカードには「ゴールドカード」や「プラチナカード」、なかには「ブラックカード」なんてものもあります。
こうしたカードは使用限度額が高く設定されていますが、一方で信用を補うため、年会費が通常カードより高い場合も少なくありません。

クレジットカードを使うのには、信用が大事だということが分かりましたか?

ただ、クレジットカードの仕組みを理解するには、まだまだ情報が足りません。

しっかり仕組みを理解するためには、実際にクレジットカードを使ったときにどういうふうにお金が動いているのかを理解する必要があります。

そこで次は、クレジットカードを使ったときのお金の流れを見ていきましょう。

クレジットカードを利用する際のお金の流れ

信用とともにわたしたち消費者・クレジットカード会社・お店の間で動いているのが「お金」です。

このお金がどう動いているのかをわかりやすく見るために、クレジットカード利用時の流れを図にしてみましょう。

クレジットカードが使われるときのお金の流れ

現金での支払いではわたしたち消費者が直接お店に代金を渡し、商品やサービスの提供を受けています。

図でもわかるとおり、そのお金の流れがクレジットカードを利用することで「クレジットカード会社を経由して代金を渡す」となったと考えればわかりやすいかもしれません。

クレジットカードに付いてくる「ブランド」ってなに?

クレジットカードを持っている人は、カードを作るとき「ブランドは何にしますか?」と聞かれたことがあるはず。

なんとなく決めている人が多いと思いますが、クレジットカードのブランドってけっこう重要なんです!

ブランドについてはのちに詳しく解説していきますが、まずはなぜクレジットカードのブランドが重要なのかを説明します。

クレジットカードは多くの会社が発行していますよね。

なのでお店で使うときも、どのクレジットカードを信用していいか、何か基準がないとお店の人も判断に困ってしまいます。

それに店で「使えるカード」と「使えないカード」がはっきりしていないとわたしたちも困ってしまいます。

もし飲食店で食事をしたら「このカードは使えません」となったら……。

そこで「クレジットカードのブランド」です!クレジットカードのブランドには「国内ブランド」「国際ブランド」の2つがありますが、共通するのは「ブランドが付くことでそのカードに信用が生まれる」という点です。

ブランドが付いていれば「そのカードを信用する手がかり」ということにつながりますし、そのブランドが管理してクレジット会社に請求する形になるので「確実に支払ってくれる」という信用にもつながります。

こうしたブランドもまた、「信用」によって成り立っているといえるでしょう。

たとえば「Lenovo」は中国メーカーで不安だけど「IBM」や「NEC」のノートパソコンなら信用できる、という方がいるかもしれません。
しかし現在「IBM」や「NEC」のノートパソコンは「Lenovo」が生産しているんです。
「ブランド=信用」を示すいい例ですね。

ちなみにクレジットカードは「ブランド」を管理している会社が直接発行している「プロパーカード」と、ブランドから認証を得てほかのクレジットカード会社が発行する提携カードの2種類があります。

手元にクレジットカードがある方はそのカード会社以外のロゴがあるかで判断できますよ。

なぜクレジットカード支払いは成り立つ?

さて先ほどの章では「クレジットカード利用は信用で回る!」とお伝えしました。

しかし、クレジットカード会社は営利企業なので、利益を出さなければなりません。

利益があるからさまざまなクレジットカードが発行されているはずです。

その利益はどのようにして得ているのでしょうか?

クレジットカード会社が儲けられる理由

クレジットカードは「信用」によって使われるカードですが、その「信用が確かであるという証明」を提供するため、クレジットカード会社は「手数料」という形でお金に変えています。

現に、次のような形で「お店」「わたしたち消費者」の両方から手数料を取っているのです。

クレジットカード会社が設けている手数料

カードを利用すると、それに伴い「返済した」という実績も一緒についてきます。

つまり信用を確認する材料となるため、「一定額のカード利用で年会費免除」という条件を設定しているカードも少なくありませんね。

またクレジットカードを発行するということは、そのカードを持つ人たちを「会員」として、特別なサービスを提供することができます。

広告料を受け取って会員向けに発信するだけでなく、系列となる会社へ購入利用をうながすポイントサービスやキャンペーンを展開できれば、それもまた利益となるのです!

ここまでの流れだと「クレジットカード会社だけが儲かる」仕組みに感じる人も多いのではないでしょうか。

逆にいえばお店にとっては「取り扱っただけ損」のようにも見えます。ではなぜお店は手数料を支払ってまでクレジットカード支払いを受け付けるのでしょうか?

そこで次章からはお店がクレジットカードを取り扱う理由について説明していきます。

お店がクレジットカードを取り扱う理由

手数料を支払ってばかりに見えるお店側ですが、取り扱うメリットはあるのです。まずはわたしたち消費者側の心理とともに具体的な例をあげて見ていきましょう。

5,000円の商品では手持ちが心もとなくなりますし、現金をおろしてくるのも面倒です。10万円であればなおさら。しかしクレジットカードならば手持ちは減らずその場で出せるのです。

お店には5,000円の品物と10万円の品物が並んでいます。お店としてはどちらも売りたい、むしろ10万円の品物の方を売りたいところでしょう。

しかしお客さんの財布の中には8,000円しかありません。

現金で支払う場合、買うことができるのは5,000円の品物だけですよね。お客さんは銀行でお金をおろすことができれば、10万円の商品を買うことはできるのです。

しかしいったん銀行に行くというのは手間がかかりますし……。

それに、よほど魅力的な品物でなければわざわざお金を用意しに行ってまで10万円の品物を手に入れようとはしないでしょう。ここで、クレジットカードで「後払い」ができるとしたら、思い切って10万円の品物に手を出す選択もできるのではないでしょうか?

この記事を見ている方も、分割払いで10万円の商品を買うことができるなら、「ちょっと高いけど買っちゃおうかな」と思う方がいるはず。つまりクレジットカードは、お店側にとって購入機会を増やすことにつながるのです!手数料を支払っても決して損にはならないのです。

電子マネーなども含む前払いや後払いでの決済は実際のお金が見えないぶん、買いすぎに注意といわれています。お店にとっては売上につながってありがたいですが、わたしたちにとっては気をつけるべきポイントですね!

じつは現金取り扱いのリスクは高い!

現金は確実というイメージがあるかもしれませんが、現金を取り扱うとじつはお店側にとって以下のような多くのリスクが関わってきます。

現金を取り扱う際、お店が気にするリスク

これらのリスクが起こっていないかを確認するために、閉店時だけでなくお客さんの少ない時間に現金を一枚一枚数えるという大変な作業を行っています。

この確認を依頼するコストが必要となります。一方クレジットカード支払いの場合、当日売上は数字の上での処理だけです。

この後の章でもう1つ現金取り扱いのリスクについて説明しますが、クレジットカード支払いは手数料に見合った利益をお店にも生み出すのです!

外国人旅行客を取り込むのに有利!

外国人観光客のお金

海外旅行に行くとき、手元の現金を現地の通貨に変えることは少なくありません。

不慣れな通貨を利用するときはどうしても時間がかかりますし、国ごとの通貨に変えるにも手数料がかかるので、必要最低限に抑えるのが普通でしょう(大抵の通貨は一度に国外へ持ち出せる量にも限りがあります。)

しかしクレジットカードは「現地の通貨で支払い→請求は払いやすい通貨で」ということが可能です。

そのため高額な商品だけでなく、少額の支払いにも便利といえるでしょう。クレジットカードがあると、外国からの旅行客にもお店を利用してもらいやすくなるのです。

お店からしても新たなお客さんから商品やサービスを買ってもらえることになるので、売り上げ増加につながります。

「爆買い」で注目される中国人観光客を取り込むため「銀聯(ぎんれん)カード」を取り扱うお店も増えてきました。しかし本来は金融機関の統一ブランド。
中国人観光客は「口座から利用額が即時に引き落とされる」デビットカードとして使っていることが多かったりします。

消費者がクレジットカードを持つ理由

わたしたち消費者側にもクレジットカードを持つことによるメリットがあります。

現金を持ち歩かなくてよい

いつ、どこで魅力的なものに出会うかはわたしたちにとってもわからないものです。だからといって毎日多くの現金を持ち歩いている、という人はまれでしょう。

大金を持ち歩いていると、まんがいち財布をなくしたときや盗まれたときにダメージがものすごく大きい。

自分の財布に気を付けるあまり、心の負担も重くなりますよね。

その点「現金ではない、しかし高額の支払いができる」クレジットカードは、現金を持ってくる手間や持ち歩くことによる心の負担を軽くすることにつながってくるのです!

高額の商品でも後から支払える

「今は手元にお金がないけど、今どうしても必要」といったことは思い当たりませんか?

とくに仕事のためのパソコンなど「これからこれを使ってお金を稼ぐ!」というとき、先にモノがなければお金を用意することもできません。

こうした場合に対して「後から支払える」「少しずつ支払える」といったメリットは手数料以上に効果を発揮します!

盗まれたときのリスクが低い

現金はコインや紙幣など、モノ自体に一定の価値が定められています。そのため財布が盗まれたとき、現金が勝手に使用されることを防ぐことは難しいでしょう。

しかしクレジットカードはあくまで「確実に支払う信用を証明する」という役割を持ったものなので、盗まれても「証明の効果をなくす」、つまり使用停止の手続きをすれば悪用を防ぐことができるのです!

また、とくに高額の買い物をするときにはクレジットカードの本人利用を証明する「サイン」が必要になります。

不正利用であればそのぶんの支払いは請求しないクレジットカード会社がほとんどなので、その点でも盗まれたとき・落としたときのリスクは低いといえるでしょう。

クレジットカードのサインについては、サインレスの場合もあります。
これについては「証明?確認?クレジットカードのサインの大切さと書き方を徹底解説!」で詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

コンビニなどの少額の支払いであれば「サインレス」で決済できることもあります。こうした支払いでも不正利用ならば補償される可能性が高いのでご安心を。」

特典が利用可能!

クレジットカード会社はカード発行や利用促進のため、利益の一部をポイントサービスや特典サービスとしてわたしたちに還元しています。

現金支払いでもお店によってはポイントサービスを設けていますが、クレジットカードでは「基本的にどのお店でも」ポイントが貯められるのが魅力といってよいでしょう。

クレジットカードは、カード会社だけに利益をもたらすものではなく、お店やわたしたち消費者にとってもメリットが大きいものだということもわかったのではないでしょうか?

特典がどれだけ充実しているか、でクレジットカードを選ぶのもひとつの手段ですね。普段の利用に合ったものであれば「二重にお得!」です!

お店がクレジットカードの仕組みを効率よく利用するための工夫

クレジットカードはお店にとっても大きなメリットをもたらすものですが、わざわざお金を支払って仕組みを使っているといえば損しているように見えるでしょう。

しかし実際にはお店もさまざまな工夫をして、クレジットカードの仕組みをうまく利用して利益を生み出しています。

決済手数料はどこから出てくる?

クレジットカード支払いを取り扱うと、お店側はクレジットカード会社から代金を受け取る代わりに「手数料(決済手数料)」を支払わなければなりません。

しかしクレジットカードの取り扱いをお店とクレジットカード会社の間で定めた規約上、現金とクレジットカードで販売価格に差をつけることはできないのです。

ただ、利益を出さなければお店は営業を続けることができません。そのため販売価格には本来の儲けの一部として「クレジットカードの決済手数料に相当する分」が支払い方法に関わらず含まれています。

つまり「現金でもらえばその分儲けにしている」というイメージ。しかし実際は、そんな単純な話でもなかったりします。

ポイント還元率で差を付けている?

今ではポイントカードを発行し、購入金額の一部を還元するお店が多くなっています。しかし還元率を見てみると、クレジットカード払いより現金払いの方が低くなっている例も少なくありません。

ここでは例として、大手家電量販店5店のポイント付与率を見てみましょう。

店名現金/デビットカード払いのポイント還元率クレジット払いのポイント還元率備考
ヤマダ電機最大10%最大8%自社発行カードは現金払いと同じ
ビックカメラ最大10%最大8%自社発行カードは現金払いと同じ
エディオン最大5%対象外Tポイントは0.5%、自社カードは現金払いと同じ
ケーズデンキポイントサービス未実施
ヨドバシカメラ最大10%最大8%提携カードは11%

自社で発行しているカード以外のポイント還元率が抑えられていることがわかりますね。

そのメリットは後ほど触れますが、このように自社カード以外では「現金よりクレジットカードのポイント付与を抑える」ことで決済手数料に充てている例が少なくありません。

ポイント還元含めれば現金とクレジットカードの販売価格に差が出ているように感じますが、一度支払ってからの話になるのでOKみたいです。それに、家電量販店はクレジットカード会社にとってはお得意さまですからね……。

現金支払いのコストは意外に大きい?

販売価格にクレジットカードの決済手数料が含まれているのであれば、そのぶん、現金支払いによる収入はそのまま利益になるイメージが強いかもしれません。

しかし現金をお店で取り扱う場合、「現金だから」出ていく費用は決して小さくないのです。

現金支払いに対応するため必要になる費用

現金支払いに対応するために必要な費用一覧

清算については前の部分でも触れましたが、このように現金支払いというのは意外と費用がかかるということがわかるのではないでしょうか。

とくに目の届かないところで現金を取り扱うリスクのある、セルフのガソリンスタンドなどでのガソリン価格は以下の通り。

現金>プリペイドカードによる支払い>クレジットカードの支払い

数字上の処理だけで実際にお金を取り扱わないで済むクレジットカードが、むしろ有利に設定されていることもあるのです!

決済代行会社を利用して多くのブランドに対応!

小さな飲食店に入ろうとしたとき、クレジットカード支払いには対応しているけど自分のカードは対応してなかった、といった経験はありませんか?

その場合現金に余裕があればそのままお店に入るかもしれませんが、他のお店に変える、といった判断をする可能性も否定できません。

そのためお店としては可能な限り多くのクレジットカードブランドを取り扱い、お客さんの幅を広げたいところです。

ただ多く取り扱おうとすれば、そのぶん加盟店料などの支払いや手続きが多くなってしまいます。

たとえばブランドごとにクレジットカード会社側からの支払い日も違います。

そのためブランドごとに契約すればその回数だけ確認作業が増えてしまうのです。

大手のチェーン店などはともかく、小規模なお店やオンラインショップではこうしたブランドごとの手続きは大きな負担でしょう。

この場合、決済代行会社を利用して一本化することで多くのブランド取り扱いを提供しつつ、お店は手続きなどの負担を抑えることができるのです!

決済代行会社はクレジットカード会社とお店の間に立って、お金のやりとりを仲介する役割を持ちます。

決済代行会社が複数のクレジットカードブランドを取りまとめて扱うため、お店としてはクレジットカードの処理を1つにまとめることができるのです。

また決済代行会社が入ることによってクレジットカード支払いだけでなく、さまざまな電子マネーなどもまとめて取り扱うことが可能になります。

決済代行会社がクレジットカード会社などとのお金のやり取りや手続きを担当するため、お店は決済代行会社と契約を結ぶだけで必要以上の手間をかけることなく、売り上げの増加につなげる可能性を手に入れられるのです!

インターネット上で使われるのはアメリカのPayPalが多い印象ですね。それ以外にも日本国内にはさまざまな決済代行会社があるので、個人事業主としてクレジットカードを取り扱いたい場合は検討してみてもよいでしょう。

クレジットカード発行が販売促進に?

クレジットカードに多くの種類がある背景には、さまざまな企業がブランドと提携したカードを発行しているという事情があります。

では、クレジットカードを自分のところで発行するメリットは何でしょうか?

さきほど大手家電量販店のポイント還元率を見ましたが、ここでもう一度表をおさらいしてみましょう。

店名現金/デビットカード払いのポイント還元率クレジット払いのポイント還元率備考
ヤマダ電機最大10%最大8%自社発行カードは現金払いと同じ
ビックカメラ最大10%最大8%自社発行カードは現金払いと同じ
エディオン最大5%対象外Tポイントは0.5%、自社カードは現金払いと同じ
ケーズデンキポイントサービス未実施
ヨドバシカメラ最大10%最大8%提携カードは11%

つまりここのお店が発行しているカードを作れば、そのぶんお得になるよ!

と、わたしたち消費者をほかのお店から自分のお店へ誘導する効果があるのです。

お店のポイントサービスが共通であれば使いやすいですし「ほかのお店でも貯められる」となればその効果は大きくなります。

ほかにも分割払いの金利手数料を無料にするなど、クレジットカードとお店の組み合わせでお得、となるキャンペーンも打ち出しやすくなります。

クレジットカードを発行すると、そのお店で商品を買ってもらいやすくなるのです!

支払額が決まる仕組み

ここまではクレジットカードの仕組みが生み出すメリットについてみてきました。

この章ではもうひとつ気になる「仕組み」、支払額が決まる仕組みについて、段階を追って確認してみましょう。

第1段階:会計時の支払い方法選択

クレジットカードを利用するとき、金額が小さければ何も聞かれず「一括払い」として取り扱われる場合も多いです。

またコンビニなどでは一括払いしか取り扱っていない例も多く見られます。

これは分割払いを取り扱うと、そのぶんかかる費用が高くなるからです。

ただ買い物金額が大きくなる傾向の高いデパートや家電量販店ではどの支払い手段にするか聞かれるでしょう。

一般的にクレジットカードで支払うときは、次のような手段が選択されます。

 方法特徴
手数料無一括払い代金を、買った日付に対応する請求月に全部支払う
分割2回払い代金を、料金請求月と翌月に分けて支払う
ボーナス一括払い代金を、ボーナス月(6~7月ごろと12月ごろ)にまとめて支払う
手数料有分割払い代金+手数料を、回数を決めて均等に支払う
リボ払い使った代金をまとめ、一定の金額ずつ支払う

上3つが基本的に金利手数料のかからない支払い、つまり「代金だけが請求される」支払い方法になります。

すぐに支払える見込みのあるような買い物のときは一括払いを選択すると便利でしょう。

また分割払いの場合の支払い回数については、クレジットカード会社の定めるもの、お店の取り扱うもののどちらかで制約がかかります。

リボ払い専用カードもある!

クレジットカードには決済手段がリボ払いのみに限定される「リボ払い専用カード」があります。その場合、店頭で一括払いを選択しても「リボ払い」扱いになるため注意しておく必要があります。

カードに直接「リボ払い専用」と書いてあるわけではありませんが、リボ払い専用カード独自のブランドが設定されていることが多いです。カード名で一度調べてみてもいいかもしれないですね。

ボーナス一括払いって?

ボーナス一括払いと聞いて、いったいどういうものなのかわからない方もいるでしょう。

ボーナス一括払いは、簡単にいえばお盆や年末にまとめて支払うことです。

ボーナスは6~7月ごろ、12月ごろの時期に支払う会社が多いため、現在でも利用されている日本独自の支払い方法なのです。

このボーナス一括払いのメリットは、支払いを夏と冬の2回にまとめることで支払いを先送りにし、金利手数料も必要ないというところです。

つまりすぐには無理だけど夏や冬までには全額払える見込みがある、といったときには便利に使えるでしょう。

また支払い方法が後から変更できるクレジットカードであれば「とりあえずボーナス一括払いにしておいて、支払い時期が近付いてきたら変更!」で金利手数料を節約することができるかもしれません。

第2段階:支払い方法変更

お店での会計時には「一括で!」と選択しても、あとで分割にすればよかったと思うケースもあります。

そのため会計後でもネット上や電話などで支払方法を変更するサービスを提供しているクレジットカード会社が多いです。

代表されるサービスが「あとからリボ」です。

その名の通り後日リボ払いに変更できるサービスで、急な出費が重なってしまってクレジットカードの支払いが心配な方におすすめです。

ただしリボ払いにはデメリットも存在するため、必要に応じて変更する、という使い方が賢いかもしれません。

第3段階:締め日

クレジットカードの支払いは「後からまとめて支払う」かたちです。

そのためスムーズに運用するためには集計対象期間を設ける必要があります。つまり締め日です。

わたしたち消費者が必ず意識する必要はないものの、大きな買い物をするときは「締め日」の前後で月々の負担が変わることもあります。

また集計の基準はクレジットカード会社のデータのため、締め日前の買い物でもお店側の請求が締め日後なら「翌月」の扱いになるのです。

クレジットカード会社によってもこの「締め日」は違うので、一度調べて確認しておきましょう!

締め日の例を見てみると──
ライフカード:5日 イオンカード:10日
JCBカード:15日
三井住友カード:15日、月末(支払い日で変化)
楽天カード、Yahoo! Japanカード、オリコカード:月末

第4段階:支払い日

実際に使った金額をわたしたちが支払う日です。利用した金額を集計・確定・告知する作業があるため、締め日と支払い日は1ヶ月前後離れていることも少なくありません。

この支払い日もクレジットカード会社によって異なりますが、この日までにクレジットカード発行時指定した口座へ請求額以上の現金を入れておきましょう。

注意点として、「締め日」はデータ上の扱いなので休日に関わらず設定されますが、銀行との事務手続きが関わってくる「支払い日」は銀行の営業日(要するに平日)に指定されます。

通常の支払い日の指定日が休日に重なった場合、次の営業日もしくは指定日前の営業日が支払い日になるので確認しておきましょう。

なお支払い日に入金が間に合わなくてもただちに不払いになることは少なく、ほとんどの場合もう一度請求が行われます

クレジットカード会社と確認しつつ、確実に支払うことが大切です!

限度額と締め日・支払い日の関係性

クレジットカードは収入や利用状況など、「信用」に応じて使える額(代わりに払ってもらえる額)が決まっています。

それが「限度額」です。

限度額は「代金の支払い」によってもとに戻ります。

そのため「締め日」にギリギリまで買い物をしてしまうと「支払い日」まで何も買い物ができなくなってしまうのです。

買い物ならともかく、携帯電話料金など月々の請求をクレジットカード支払いにしていた場合、料金が払えない状態にもつながりかねません。

仕組みを表でまとめましたので確認していきましょう。
 

限度額と締め日・支払日の関係性

ただクレジットカード会社にその代金を支払えば限度額は戻ります。

そのため「締め日」から「支払い日」までの間に定期的な請求がないか確認しておき、限度額が足りないのであれば先に支払うこと(繰り上げ返済)が大切です。

また安全のため、限度額はギリギリまで使い切らないほうがいいかもしれません。

締め日はあくまで請求の区切り、限度額が実際に戻るのは使ったぶんを支払ってから、と押さえておきましょう!

まとめ

クレジットカードの仕組みは複雑に見えますが、その中心になるのは「信用」だということを覚えておきましょう。

わたしたちは自分の「信用」によってモノを買い、「信用」を維持するために代金を支払っています。

そのため支払いができなければ「信用」を失い、クレジットカードの利用が難しくなってしまうのです。

この信用はクレジットカードでの買い物だけでなく、銀行のローンやキャッシングなど「お金を借りる」ためには大切な要素です。

クレジットカードの使い方で失敗してしまえば、ほかでお金を借りるときにも影響が出てきます。

信用を維持するために「自分で支払いができる額だけ借りる・買い物をする」ことを心がけましょう!

 

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