クレジットカードを再発行するのは日数がかかる?紛失してからの手続きの流れと手数料・番号変更について

クレジットカード

「クレジットカードが無い!もしかして落とした?」

家のなかで紛失したならまだ大丈夫ですが、外出先でなくした場合、誰かにクレジットカードを不正利用されてしまうかもしれません。

悪用防止のためにまずはクレジットカードにロックをかけて、再発行手続きが必要です。

ここでは、紛失・盗難・破損などでクレジットカードの再発行が必要になったときに適切な手続き方法や注意したいポイントを解説します。

カード破損やサイン間違いなどによる再発行の場合の手順はこちらから!

クレジットカード再発行の前に!紛失・盗難は電話連絡が必要

クレジットカードの紛失・盗難に気が付いたら、まずクレジットカードの再発行をする前にカード会社に電話連絡をしてカード利用停止の手続きをしましょう。

多くのカード会社では、緊急時のために24時間365日対応の紛失・盗難専用ダイヤルを設けています。

紛失・専用ダイヤルが分からない場合は、自身が持っているクレジットカード会社の公式サイトを確認することで、問い合わせ番号を調べられます。

紛失・盗難専用ダイヤルに電話をしたら、事情を説明してオペレーターの指示にしたがってクレジットカードの停止手続きを行いましょう。

速やかに手続きをしてクレジットカードを使えない状態にすれば、第三者にカードが渡ってしまっても、不正利用される心配がなくなります。

カード会社によっては利用停止後、そのままクレジットカード再発行の手続きをしてもらえることもあります。

不正利用された場合は補償が受けられる

クレジットカードの紛失・盗難により第三者に不正利用されていても、悪用された分の請求額はカード会社が補償してくれる可能性があります。

ただし、不正利用による補償を受けるには条件があるのです。

一例として、楽天カードで紛失・盗難があった場合の補償を受ける条件を見てみましょう。

楽天カードには盗難保険が付帯されており、カードの紛失・盗難後に不正使用された場合、弊社がその連絡を受理した日より60日前以降に発生したカード使用の被害額を保険会社の判断に基づいて免除いたします。

ただし、お客様からのご連絡が遅れた場合や、カード保管義務に違反していた場合(会員規約17条2項参照)は、支払免除の対象とはなりませんので速やかにお知らせください。

楽天カード公式サイトより引用

楽天カードはカードの紛失・盗難による連絡を行い、楽天側が届け出を受付け完了後60日前に発生した不正利用を補償してもらえます。

不正利用の補償条件は各カード会社へ電話する、もしくは公式サイトから確認することが可能です。

しかしカード会社への連絡が遅くなったり、クレジットカードの規約違反などがあった場合は補償が受けられないこともあります。

盗難補償対象外は各カード会社により詳細は異なり、基本的に以下のケースに当てはまると補償を受けにくくなるのです。

盗難補償対象外に関しても、楽天カードを例としてご紹介します。

補償対象外になりやすいケース
  • 故意や重大な過失によっての紛失や盗難
  • 家族などの身内や親しい人による不正利用
  • 戦争や災害などの状況で紛失・盗難された
  • 規約違反したうえで紛失・盗難された
  • 詐欺などの目的で紛失や盗難を虚偽申告した
  • 提出すべき書類を出さなかった・虚偽の申請をした
  • 暗証番号を一致させた不正利用があった

参照:楽天カード会員規約17条2項

楽天カードで補償対象外になってしまうのは、身内による不正利用や利用者自身の嘘などが原因のようです。

防犯意識を持って正しくクレジットカードを利用していれば、「補償を受けられない…」という事態になる可能性は低いかもしれません。

警察への紛失届(盗難届)の提出が必要

クレジットカードの紛失・盗難に遭った場合、不正利用の有無にかかわらず警察への紛失届(盗難届)の提出が必要です。

クレジットカードの利用停止手続きが終わり次第、最寄りの警察署や交番へ紛失届(盗難届)を提出しにいきましょう。

ただカード会社によっては利用停止と再発行の手続きを同時に行うことがあるので、再発行の手続きを済ませた後、紛失届(盗難届)を提出すれば問題ありません。

そして警察署や交番で届け出をする「印鑑」が必要になることがあるので、忘れないように注意が必要です。

また紛失届(盗難届)の提出が終わると、届け出をした証明として「届出番号」というものがもらえます。

届出番号をカード会社に伝える必要があるので、届け出を済ませたらすぐにカード会社に電話連絡をしましょう。

ちなみに「警察署に行く時間がない」という場合、紛失届のみですが電子申請サービスを利用してネットから提出をすることも可能です。

クレジットカード再発行の手続き方法

クレジットカードの再発行は以下3つの手順を踏むことで、簡単におこなうことができます。

クレジットカード再発行の流れ
  1. サポートデスクに電話をする
  2. オペレーターの指示に従って手続き
  3. 郵送などでカード受け取る

サポートデスクの電話番号は各カード会社の公式サイトで調べることができます。

オペレーターの指示通りに手続きを行い、新規カードを受け取ることでクレジットカードの再発行が終わります。

またクレジットカードの再発行において必要なものは基本的にありません

ただしカード会社によっては、カードの受取り時に本人確認書類などの提示を求められることもあります。念のため運転免許証などをすぐに提出できるように準備しておけば安心ですね。

ここから、クレジットカードの再発行において知っておきたいポイントを3つご紹介します。

クレジットカード再発行でのポイント
  • カードが届くまで日数がかかる
  • 再発行手数料がかかることもある
  • 再審査がおこなわれる

1.クレジットカードの再発行まで日数がかかる

クレジットカードは再発行の手続きをしてから新規カードが手元に届くまで、大体1週間~2週間程度の日数がかかることが多いです。

再発行されるまでの期間は各カード会社によって異なりますが、新規カードは郵送で送られてくることが多いため、どうしても手元に届くまで時間がかかってしまいます。

2.海外の場合は緊急カードが最短即日で発行される

JCBカードなどの一部のクレジットカードには、海外旅行中の紛失・盗難トラブル時にすぐ使える「緊急カード」というものが用意されています。

緊急カードとは、海外で紛失・盗難に遭ったときに緊急で最短即日発行されるカードのことで、紛失したクレジットカードの代わりに支払いをすることが可能です。

ただ、緊急カードはその海外滞在期間中限定で使用できるものであり、発行手数料もかかることも多いので注意しておきましょう。

3.再発行には手数料がかかる場合がある

クレジットカードを再発行する際、カード会社によっては手数料無料でできるところもあれば、いくらかの手数料がかかることもあります。

ここでは、例として有名なクレジットカードの再発行手数料についてまとめました。

再発行するまでの期間についても同時に紹介しますので、再発行にかかる費用や時間の目安にしてみてください。

【主要カード会社の手数料・再発行期間比較】
  手数料(税抜) 再発行期間の目安
楽天カード 無料 1週間~10日
イオンカードセレクト 無料 3週間~4週間
エポスカード 無料 1週間
三井住友カード 1,000円
(プラチナ・ゴールドカードは無料)
1~2週間
みずほ銀行クレジットカード
(キャッシュ一体型)
1,000円 約2~3週間
ジャックス 1,000円 10日~2週間
ニコスカード 1,000円 1週間~10日

(2020年2月19日時点)

クレジットカードを比較してみると、無料~1,000円の手数料で2週間以内に再発行してくれるところが多いですね。

またクレジットカードの再発行ではなく、有効期限切れによるカード更新の場合だと料金がかからない場合があります。

磁気トラブルで再発行をする、もしくはカードの更新月が近いのであれば、有効期限が切れるまで待ってみるのもよいでしょう。

再発行では再審査が行われる?

クレジットカードの再発行では、「再発行をしても問題ないか」を確認する再審査というものが行われます。

再審査ではおもに信用情報(クレジットヒストリー)という、クレジットカードやカードローンなどの利用状況を中心に見られることが多いです。

分割払いやリボ払いなどのクレジットカード支払いで「支払い遅延回数が多い」「未入金がある」などの問題があると、利用限度額の減額やカード解約になることもあるのです。

また、カード会社によっては勤務先や住所などの「登録情報を更新しているか」を見られる場合もあります。

念のためクレジットカードの再発行手続きをする前に、各カード会社の会員サイトなどで登録情報の確認・修正をしておくのがよいでしょう。

クレジットカード再発行でカード番号は変更される?

クレジットカードを再発行すると、カード番号は状況によって新しいものに変更されることがあります。

たとえば、紛失・盗難によるクレジットカード再発行の場合は、セキュリティ上の理由で変更となります。

たとえ紛失でもカードが他人の手に渡っている可能性が高く、前のカード番号で悪用されるリスクがあるため、申込み者の意思にかかわらずカード番号が変更されるのです。

またカード番号が変更となった場合は、クレジットカード再発行後に次の手続きが必要になります。

番号変更の場合は公共料金などの支払い登録更新が必要

クレジットカードを再発行してカード番号が変わる場合、サービス料金の支払いなどに設定したクレジットカード登録情報を新しいものに更新しなければなりません。

各サービスに設定したクレジットカード登録情報は自動で切り替わることはないため、面倒と感じるかもしれませんが1つ1つ更新していくしかないのです。

たとえば、以下のようなサービスでクレジットカード情報を登録していた場合、カード番号変更後に更新をする必要があります。

番号変更後に登録情報更新が必要なもの
  • 公共料金(電気代など)
  • 電話料金
  • ネット回線代
  • ネットショッピングの決済
  • ローンの分割払い
  • 月額料金制のサービス

各サービスのクレジットカード登録情報を更新しないでいると、正常に料金の引き落としができなくなります。

そうなると、支払い滞納扱いになって自身の信用にキズが付いてしまうだけでなく、サービス料金の請求書や支払い催促の電話が来てしまうことがあるのです。

信用情報にキズを付けないようにするには、各サービスのクレジットカード情報の更新は忘れないように注意しておきましょう。

破損などの場合は再発行してもカード番号が変わらない

磁気不良による破損や汚れなど、カード番号を変えなくても問題ない状況ではクレジットカード再発行でカード番号が変わることは基本的にありません。

カード番号が変更されないケースは、磁気不良や破損以外にも以下のようなことが考えられます。

カード番号が変わらないケース
  • 磁気不良などのカード破損
  • サインの変更や書き間違い
  • 有効期限切れによるカード更新
  • 姓名が変わったときの名義変更

ただし、カード会社によっては破損などによるクレジットカード再発行でもカード番号が変わる場合があるのです。

再発行手続きの前に、カード番号に変更はあるのかオペレーターに事前確認を取っておくとよいでしょう。

クレジットカードを再発行しても暗証番号は同じ

クレジットカードを再発行するとカード番号は変わることがありますが、暗証番号が変わることはありません。

ただ「推測されやすい暗証番号にしてしまった」という場合や、「ずっと同じ暗証番号」という場合は、再発行と同時に暗証番号の変更手続きもできる可能性があります。

暗証番号を変更するにはカード再発行が必要になることが多く、再発行と暗証番号の変更を別々に行うと2度手間になってしまうのです。

あとで「やっぱり暗証番号を変えたい」となったときに、また再発行をしなければならなくなるので、ついでに変更しておくと余計な手間を省けますよ。

クレジットカード再発行で引き継ぎ使用できるもの

クレジットカードを再発行するとき、紛失・盗難以外ならカード番号の引継ぎはできるが、「ポイントなども引き継げるのか?」など気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、クレジットカード再発行後に引き継ぎ使用できるものについてご紹介します。

一部例外もありますが、以下のものが引き継ぎ可能なことが多いです。

クレジットカード再発行で引き継ぎ使用できるもの
  • カードに貯めたポイントやマイル
  • 電子マネー残高(一部できないものあり)
  • ETCカード

貯めたポイントやマイル

JALやネットショッピングなどコツコツと貯めてきたポイントやマイルは、原則として多くのクレジットカードで引き継ぎが可能です。

ただしポイントは自動で引き継がれることが多いですが、カード会社によってはクレジットカード再発行後にポイント移行手続きが必要なこともあります。

自身が持っているクレジットカードはポイント移行手続きが必要なのか、あらかじめカード会社に確認を取っておくことがおすすめです。

またクレジットカード再発行後にポイントが引き継がれるまで、数日~数週間程度の期間がかかることが多いため、すぐに反映されるわけではないことを覚えておきましょう。

電子マネー残高

クレジットカードに付いている電子マネー残高が引き継げるかどうかは、電子マネーの種類によって変わります。

また、電子マネー残高の引き継ぎは自動でおこなわれず、所定の場所により手続きが必要です。

ここで、各種電子マネー残高の引き継ぎの可否や、手続き方法についてまとめましたので参考にしてみてください。

【クレジットカード再発行後の電子マネー残高】
引き継ぎ 手続き方法
Suica 多機能券売機
PASMO ×
(払い戻し可能)
PASMO事業者の駅など
WAON WAONステーション
nanaco セブン銀行ATM
楽天Edy 楽天カード以外不可 楽天Edyアプリ
PiTaPa ×
(払い戻し可能)
再発行後決済口座に返金

(2020年2月19日時点)

電子マネーの引き継げないものに関しては、再発行の手続きをする前に残高を使い切る、もしくは払い戻しをしておくとよいでしょう。

ETCカード

クレジットカードを再発行してもETCカードは自動的に更新され、手続きの必要なくそのまま継続して使えることが多いです。

カード再発行中の支払いは更新不要で利用可能、もしくは新規カードが届くまでの期間はカードが利用不可とカード会社によって違います。

再発行手続き中にETCカードを使うときは、自身のカード会社ではどのような対応をとっているのかあらかじめ確認しておきましょう。

またETCカードが自動更新されるときの支払いは、クレジットカード再発行の引き継ぎ前と後で別の請求となることがあります。

たとえば三菱UFJ銀行のクレジットカードでは、再発行手続きをした後のETCカードの支払いは以下のようになっています。

ETCカードは自動的に新しいカードに引継ぎされますので、そのままご利用いただくことが可能です。

なお、引継ぎ前にご利用いただいた分までは、旧カードでのご請求となりますので、あらかじめご了承ください。

MUFG JACARD公式サイトより引用

クレジットカード再発行後の注意点

ここでは、クレジットカードを再発行したときに忘れずに済ませておきたい注意点に解説します。

先ほど解説した公共料金などのクレジットカード登録情報の更新以外にも、以下のことに気をつけておきましょう。

クレジットカード再発行の注意点
  1. カードが届いたら裏面にサインを書く
  2. 旧カードは破棄する

カードが届いたら忘れずにサインを書く

クレジットカードが再発行されて手元に届いたら、すぐにカード裏面のサインを書くようにしましょう。

「サインってそこまで重要なの?」と思うかもしれませんが、カード裏面にサインを書くことは多くのカード会社で「利用規約」として定められています。

サインの署名がないと店でカード支払いを断られたり、補償が受けられなくなったりするなどのデメリットがあるので、カード裏面のサインを書くことは重要なのです。

また、カード裏面のサインは書き直しができないため、油性ペンなどの消えにくいもので丁寧に署名をしておきましょう。

もしサインを間違えてしまうと、2回目のクレジットカード再発行をしなければならなくなるので細心の注意が必要です。

クレジットカードのサインの書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

古いカードは破棄しておこう

破損などによるクレジットカードの再発行の場合、前のカードが手元に残ります。

そのカードはもう使えないので捨てるしかありませんが、個人情報がかかれているため慎重に処分するようにしましょう。

「カード番号はもう意味ないし、名前くらいしかわからないのでは?」と思われる方が、多いかもしれません。

ですが、クレジットカードについている「ICチップ」や「磁気テープ」には、暗証番号などの重要な個人情報が載っているためそのまま捨てるのは危険なのです。

捨てたクレジットカードのICチップから個人情報を抜き出して、悪用される可能性が十分に考えられます。

ICチップや磁気の部分をハサミで細かく切り刻み、数回に分けて捨てることで個人情報を悪用されるリスクが低くなるでしょう。

「紛失したクレジットカードが見つかった」という場合も、同様に処分するようにしてくださいね。

まとめ:クレジットカードの再発行は早めの手続きが肝心

紛失・盗難によりクレジットカードの再発行が必要な場合、不正利用をされる前にすぐ紛失・盗難専用ダイヤルでカード利用停止の手続きを済ませましょう。

早めの手続きを済ませることでクレジットカードが不正利用されるのを防ぐことができます。

もちろんカード利用停止だけでなく、警察署へ印鑑を持参して紛失届(盗難届)の提出をするようにしましょう。

また、クレジットカード再発行の手続き方法の流れは以下のようになります。

クレジットカード再発行の流れ
  1. サポートデスクに電話をする
  2. オペレーターの指示に従って手続き
  3. 郵送などでカード受け取る

紛失・盗難によるクレジットカード再発行の場合はカード番号が変わるため、公共料金などのクレジットカード登録情報の更新が必要になりますよ。