返済が遅れたらペナルティー発生?遅延損害金の仕組みを徹底解説

遅延損害金が発生しないためにも!仕組みや計算方法を知ろう!

「キャッシングやカードローンで返済が遅れてしまった」

自分の不注意で返済日が遅れてしまったとき、場合によっては遅延損害金を請求されることもあります。

また、カードローンやクレジットの利用を考えているのなら、遅延損害金の知識をしっかり身に付けておく必要があります。

そこで今回は、遅延損害金の基礎知識や計算方法などについて詳しく解説していきます。

自分の不注意で遅延損害金を請求されないためにも、遅延損害金の発生条件や金額がいくらになるのかを知っておきましょう。

遅延損害金とは支払い遅れの「賠償金」のようなもの

遅延損害金を簡単にいうと、借金や支払いが遅れたときに発生する賠償金のようなものです。

遅延損害金は別の呼び方として「遅延利息」や「延滞利息」とも呼びます。

というのも、消費者金融や金融機関などの金融業者は、ボランティアでお金を貸してくれているわけではありません。

お店の生業としてお金を貸してくれているので、予定通りの返済日にお金が返ってこないと、業者は利益がなくなってしまいます。

ですので、返済が遅れて迷惑をかけてしまった場合、金融業者に賠償金を支払わなくてはならないのです。

また、遅延損害金は、元金(現在の借入額)に対して割合(%)でかかり、通常の利息よりも大きな利率でかかることが多いのです。

遅延損害金と似ているのが通常の利息です。利息の意味と遅延損害金との違いについても説明していきましょう。

利息とは?

まず利息について簡単にいうと、お金を貸してもらったときに借入れ主に渡すお礼のようなものです。

私たちが金融機関からお金を借りる場合、必ず借りたお金プラス利息を上乗せして返済します。

そのため、返済が遅れたら発生する遅延損害金と違って、利息は基本的に必ず払わなければなりません

また、お金を借りたときに支払う利息は、遅延損害金と同様に元金(借りたお金)×利率(いくら手間賃として支払うかの割合)で求めることができます。

ちなみに、利息や年率についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事に計算方法などが詳しく乗っているので参考にしてみてください。

利息と遅延損害金の違い

遅延損害金と利息の違いをまとめると、以下の3点になります。

【遅延損害金と利息の違い】
遅延損害金 利息
払う目的 遅れたときの賠償金 借入れ主へのお礼
発生するとき 返済に遅れたら お金を借りているとき
利率 利息より高い 業者により変わる

両者の違いの大きなポイントとしては、利息はお金を借りる以上ほぼ発生するのに対して、遅延損害金は返済に遅れなければ発生しません。

遅延損害金はお礼ではなく、延滞による損害を補うために請求するものなので、利息よりも利率が高くなりがちです。

では、実際の金融業者の遅延損害金は、利息と比べてどのくらい利率が高いのでしょうか?

そこで代表的な例として銀行系は3大メガバンク、消費者金融は主要となる5社のカードローンの遅延損害金利率と通常の利率を比較しました。

【銀行系カードローンの利率比較】
遅延損害金 通常の利率
みずほ銀行 19.9% 2.0%~14.0%
三井住友銀行 19.94% 4.0%~14.5%
三菱UFJ銀行 借入時と同じ利率 1.8%~14.6%
【消費者金融カードローンの利率比較】
  遅延損害金 通常の利率
アコム 20% 3.0%~18.0%
プロミス 20% 4.5%~17.8%
アイフル 20% 3.0%~18.0%
レイク 20% 4.5%~18.0%
SMBCモビット 20% 3.0%~18.0%

(2020年2月時点)

このように、遅延損害金がかかってしまうと通常の利息よりも数%も余分に支払わなければならない金額が発生してしまうのです。

つまり、返済に遅れただけで金銭的に大きな損をしてしまうということですね。返済にはくれぐれも遅れないようにしましょう。

利息と遅延損害金は同時にかからない

ここは勘違いしやすいポイントですが、利息と遅延損害金は同時にかかることはありません

「両方払うことはあるの!?」と驚かれた方は安心してくださいね。

利率が重複するのではなく、通常の利息から遅延損害金用の利息に置き換わるといったイメージです。

たとえば、もしあなたが消費者金融のアコム(利息18%・遅延損害金20%)で支払いに遅れたとしましょう。

その場合、支払いに遅れたことで払わなければいけない利息は、2つの利率を合わせた38%ではなく、遅延損害金の20%が適用されます。

さて、遅延損害金は返済が遅れた場合に支払う賠償金であるというのがわかっていただけたと思います。

ただ、やはり気になるのは具体的に支払っていかなければいけない金額ですよね。

次の章では具体的な金額を求める計算式や、計算に使う利率などの話を深く掘り下げていきます。

遅延損害金の計算方法

ここから、遅延損害金がいくらになるか?どうやって計算すればよいかを詳しく解説していきます。

先ほど少し触れましたが、遅れた日数に対してかかる具体的な遅延損害金の金額は、以下のようにして求めることができます。

遅延損害金の計算式
遅延損害金=元金(借入れ残額)×遅延損害金の利率×遅れた日数÷365日

うるう年の場合、366日で計算します。

利息を計算したことがある人なら気づくかもしれませんが、遅延損害金の計算方法も利息と同じなのです。

では具体例として、実際にお金を借りて支払いを延滞してしまったときにかかる遅延損害金をシミュレーションしてみましょう。

例.遅延損害金20%で10万円を借り、30日支払いに遅れたときにかかるお金
計算式
100,000×0.2×30÷365
実際にかかる遅延損害金:約1,644円

ご覧の通り、30日遅れるだけで結構な金額の遅延損害金がかかってしまいますよね。

もちろんこの金額はあくまで10万円を借りたときの遅延損害金です。

借入金額が上がれば上がるほど、延滞日数が進めば進むほど支払わなければいけない金額は上がっていきます。

「このくらい払える範囲だから……」と思って延滞を軽く見て返済を後回しにしていると、思わぬ高額を提示されて痛い目を見てしまうかもしれません。

また当然ですが、返済が遅れれば金融業者からあまりよくは思われません。

「この人はお金にルーズで次に貸してもちゃんと返してくれないかも…」と判断されれば新しい借り入れができなくなることもあります。

きちんと遅延損害金と返済金を合わせて支払えば、遅延損害金は解除され次の返済から通常の利息に戻ります。

遅延損害金の法定利率・約定利率とは?

遅延損害金の金額を計算するときには利率を使います。

ですが、遅延損害金の利率には法定利率と約定利率の2種類があることはご存じでしたでしょうか?

各利率の特徴は以下のようになります。

法定利率と約定利率の特徴
法定利率
法律で決められている利率のこと
約定利率
当事者間の契約によって決められる利率のこと

基本的にお金を貸し借りをおこなう際は、当事者間により決められる約定利率によって遅延損害金は設定されます。

しかし「当事者間で利率を決められるなら法定利率は何のためにあるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

もちろん法定利率が存在するにはしっかりとした理由があり、おもに両者間にトラブルがあったときの案として使われるのです。

法定利率が利用されるケース

例えば、知人にお金を借りたとします。

事前に支払いが遅れたときにどうするかを決めずに貸し借りを行うと、後々トラブルになって解決が難しくなることがあるのです。

お金を借りた後に利息やらいわれても、納得できず問題はこじれてしまいます。ここで法定利率が登場します。

本来なら当事者同士で先に利率を決めてからお金の貸し借りをおこなうのがよいのです。

しかし利率を決めておらずトラブルになった場合には、法定利率で定められた利率を使って問題を解決する、というわけです。

法定利率は以下のように定められています。

法定利率のルール
  • 個人間の取引であれば民法で年率5%まで
  • 事業者間の取引であれば商法で年率6%まで
  • 事業者と個人間の取引であれば商法で年率6%まで

当事者同士で、遅延損害金についての取り決めがされていない場合は、法定利率が使われると覚えておきましょう。

金融業者でお金を借りるときに使われるのは約定利率

さきに述べた通り、約定利率とは当事者間の契約に基づいて発生する利息のことです。

基本的には利率などのお金の話は国が介入する話ではなく、当事者間の合意や話し合いによって決めることが基本です。

ですので、金融業者からお金を借りる場合には、基本的には約定利率が使われます。

約定利率は通常の利率だけではなく遅延損害金の利率とも関係するものです。

例えば、通常の利率が15%や18%でお金を貸している金融業者からお金を借りていたとします。

その場合、遅延損害金が法定利率のままだと「延滞してお金を返した方が得」になってしまいます。

遅延損害金は「延滞してしまった賠償金」だけではなく、お金を延滞してしまったペナルティーの意味もあります。

延滞を防ぐためにも、約定利率で通常の利率より高く設定しなければ抑止力にならないというわけです。

そのため通常の利息より高く設定されていることがほとんどです。

ただし、いくら当事者同士で決められるとはいえ、無限に損害金を要求されてはたまったものではありませんよね。

なので、約定利率には上限があるんです。詳しくは次の章で見ていきましょう。

遅延損害金の利率には上限がある

法律的な遅延損害金にまつわる利率の話が分かっていただけたかと思います。

次からは約定利率の上限が決められている法律の話や上限を超えたらどうなるか?などをお話していきますね。

これから解説する利率の上限についてまとめると以下になります。少し話がややこしいため、迷ったらこの図で覚えてみましょう。

利息制限法の15~20%の範囲で利息は自由に決めていい

利息の約定利率の上限は20%

お金を借りるときにかかる利息は、利息制限法という法律で適用される利息の上限を定めています。

通常、お金の貸し借りは貸す側のほうが貸してもらう側より強い立場になりがちです。

お金を貸してもらうときに貸す側が高額な利息を要求してきても、貸してもらう側は強く意見がいえず利息を支払ってしまうかもしれません。

その対策としてできたのが、利息制限法というわけですね。

利息制限法により「利息の上限はここまで」と明確に決めることによって、支払いのできる範囲内での利息になるよう規制されています。

つまり、利息制限法は弱い立場である「お金を借りる人」を守るための法律ということです。

また、利息制限法によれば、利息の制限は以下のように決められています。

利息制限法の範囲
  • 10万円未満:20%まで
  • 10万円から100万未満:18%まで
  • 100万円以上:15%まで

遅延損害金の上限も20%になった

遅延損害金の利率は、もともと利息の約定利率上限である20%から1.46倍までと規制されていました。

遅延損害金が発生すると「29.2%」の利率まで請求できたのです。

しかし今では、出資法の改正に合わせた2010年の利息制限法の改定で「遅延損害金利率の上限が20%まで」と決められました。

たとえ利息の利率が20%を超えていても、遅延損害金は20%までしか請求できなくなったのです。

ちょっとややこしいのですが、「2010年以降の借入や支払い遅延については、業者側は20%を超える利息を請求できない」と覚えておきましょう。

制限を超えた遅延損害金は無効となる

年率20%を超える遅延損害金を設定していた金融業者は刑事罰の対象になります。

また、お金を借りる人が上限を超えた遅延損害金を支払っていた場合は、その制限を超えた分の利息が無効になります。

その場合、支払い過ぎた利息を「過払い金請求」をして取り戻せる可能性があるのです。

もし、自分が遅延損害金を支払いすぎていると感じたら、計算してみて利息制限法の利息を超えていないか確認してみるとよいでしょう。

遅延損害金を払わないとどうなる?

遅延損害金のデメリットは、いつもより多くお金を支払わなければいけないだけではありません。

支払い遅れを頻繁に続けていたり、放置をし続けていたりするとお金だけでは済まされない大きな損失を負ってしまうのです。

遅延損害金によるお金以外のデメリットが何なのか、あらかじめ確認しておけば「多少遅れても平気」と思わなくなるでしょう。

信用情報に傷がつく

カードローンやキャッシングなどの支払いに遅れて数日経つと、督促状(とくそくじょう)という書類が届きます。

督促状とは、お金を貸す側が「早くお金を払ってください」と催促をうながすもので、支払い期日と支払い先の情報が記載されている書類です。

督促状が来た場合、遅延損害金を払えば問題は解決しますが、自分の信用にキズがついてしまいます。

というのも、支払いが遅れた場合、個人の信用能力を管理する信用情報機関というところに延滞履歴が残る可能性があるからです。

銀行やローン会社などは、信用情報機関に載っている履歴を見て、審査対象の人の返済能力を確認します。

もし遅延損害金が発生するほど延滞してしまった場合、今後ローンやクレジットカードを申し込むときに不利になってしまうかもしれません。

代位弁済になり、ブラックリストに載る

代位弁済は、支払いを3ヶ月以上放置すると自動的におこなわれるもので、保証会社とよばれる会社が代わりに借金を返済してくれます。

しかし、今度は保証会社から借金を返済した分のお金を請求されるので、延滞した側にとっては何の問題の解決にもなっていません。

それどころか、信用情報機関には「金融事故」として記載されるため、「ブラックリストに載る」という状態になってしまいます。

ブラックリストに載ってしまうと、信用情報の記録が消えるまではローン会社から敬遠される存在になってしまうでしょう。

また、代位弁済になるまで支払いを放置すると、利用していたクレジットカードやカードローンが解約になる可能性が高いです。

遅延損害金に時効はある?

遅延損害金には5年という時効があります。

しかし、遅延損害金の時効を狙うのはほぼ不可能に近いので、あって無いようなものでしょう。

なぜなら、お金を貸す側は遅延損害金の時効までの期間を中断や延長をすることができるからです。

お金を貸す側は催告状(さいこくじょう)という書類を送ることができ、これにより、借金の時効を延長することができます。

時効は考えずに、きちんと支払いをおこなって遅延損害金の問題を解決するほうがよいですね。

まとめ:遅延損害金は1日でも早く支払おう

遅延損害金は支払いに遅れると発生するもので、通常の利息よりも高いお金を支払わなければいけなくなります。

それだけでなく、「自分の信用」を落とすことにもつながるので、できる限り返済に遅れないに越したことはありません。

遅延損害金のデメリットまとめ
  • 20%近くの利息を支払うことになる
  • 信用情報に傷がつく
  • 長期の延滞でブラックリストに載る

また遅延損害金を調べたい場合は、以下の計算式を用いて調べることができます。

今自分にかかっている遅延損害金額を把握し、1日も早く返済して少しでも自分の信用を守りましょう。

遅延損害金の計算式
遅延損害金=元金(借入れ残額)×遅延損害金の利率×遅れた日数÷365日

うるう年の場合、366日で計算します。

 

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