残高スライド?元利定額?カードローンの返済は複数の方式の組み合わせ

【図解付きでかんたん!】残高スライド&元利定額リボルビングローンの返済方式をわかりやすく解説

クレジットカードやカードローンを利用すると、クレジットカード会社や金融業者に借りた分のお金を返していくことになりますよね。

クレジットカード会社や金融業者には借りたお金をまとめて返す「一括払い」や返済回数が決まっている「分割払い」など、複数の返済方法が用意されています。

一回に返済する金額が決まっている「リボルビング払い」もクレジットカード会社や金融業者への返済方法の1つ。

あなたはリボルビング払いがどんな仕組みの返済方法なのか知っていますか?

じつはカードローンやクレジットカードを使ってお金を借りた場合、返済方法はリボルビング払いになっていることが多いんです。

リボルビング払いのなかでも、残高スライド元利定額リボルビング返済方式というのがキャッシングで一般的に使われている返済方法になります。

難しそうな言葉だと思うかもしれませんが、残高スライド元利定額リボルビング返済方式は言葉を1つずつ分解していくことでその仕組みを理解しやすくなります。

1つずつじっくりと見ていきますので、お付き合いください

残高スライド元利定額リボルビング返済方式は2つの返済方式の合体技!?

リボルビング払いのイメージ

図のように金融業者が決めた一定の金額を月々返済していくリボルビング払いをベースにして、いろいろな要素を詰め込んで返済金額を決めているのが残高スライド元利定額リボルビング返済方式になります。

 

残高スライド元利定額リボルビング返済方式がどんな仕組みで返済していくのか分かりにくくなってしまっている理由が、今お話しした「いろいろな要素」の部分です。

じつは残高スライド元利定額リボルビング返済方式の仕組みは単純ではなく、2つの仕組みが組み合わさっているんです!

2つの仕組みというのは、残高スライド返済方式と、元利定額返済方式

この2つの返済方式の仕組みが複雑に絡み合ってでき上がっているのが「残高スライド元利定額リボルビング返済方式」になっています。

残高スライド元利定額返済方式

では実際に次の章から、「残高スライド返済方式」と「元利定額返済方式」の仕組みについて詳しくお話ししていきましょう。

残高スライド元利定額リボルビング返済方式は、全部の言葉をひとくくりにして考えるとどうしてもどのように返済金額が決められているのか分かりづらくなってしまいます。

言葉を分割して1つずつ確認していくことで、返済金額を割り出す仕組みをしっかりと知ることができるのです。

まずは1つ目の返済方式、残高スライド返済方式の仕組みはこうなっているんです

1つ目の返済方式「残高スライド返済方式」

残高スライド元利定額リボルビング返済方式を構成している1つ目の返済金額計算方法が、残高スライド返済方式です。

「残高スライドってどういうこと?」って思いますよね。

ようは毎月返済で支払う金額が、借りたお金から返した分を差し引いた残りの金額によって変わるってことです。

残高スライド方式では、毎月の返済が終わった後に利息の計算がやり直されます。ただし、ここにリボルビング払いのシステムが加わると、金額の変わり方が少し変則的に。

残高スライドリボルビング方式の場合、借りたお金の残金が一定金額を下回ると返済金額が変わるようになっています。

例えば50万円借りたときの毎月の返済金額はこんな感じになるってことです。

毎月返済後の残高

毎月の返済額

50万円~41万円

10,000円

40万円~31万円

7,000円

30万円~21万円

5,000円

20万円~11万円

3,000円

10万円~

1,000円

 

返済方法で残高スライドリボルビング返済方式を使用している金融機関は多いですが、そのほとんどが借入残高数万円~10万円ごとに返済金額が切り替わるようになっています。

ほとんどの場合借りている残高に合わせて自動的に返済額が切り替わるようになっていますが、もしかしたら切り替わらないまま同じ返済額で払い続けているかもしれません。

もし残高スライドリボルビング返済方式で返済をしているのであれば、残高が減ったときに一度毎月どれだけの金額を返済しているか確認してみてはいかがでしょうか。

このように、残高スライド返済リボルビング返済方式では無理のない範囲で少額を支払っていくことができる返済方法です。

毎月の支払い負担は少なくなりますが、その分デメリットもあるのです

残高スライドリボルビング返済方式だと返済期間が長くなる!?

残高スライドリボルビング返済方式の場合、借入残高から返済額を毎月計算し直すことで、月々の支払いを最小限に抑えることができます。

残高が少なくなるほど、計算し直すことで月々の支払い金額が少なくなるのはいいのですが、1回で支払う金額が少なくなる分、返済にかかる期間が長くなってしまうのです。

 

残高スライドリボルビング返済方式の落とし穴

毎月の返済金額は小さくても、長い目で見るとかなりの金額を金融業者に支払ってしまっている、なんてことも。

借りたお金を返していくときには、必ず返済を待ってもらう代わりに手間賃として利息を上乗せして支払っていくことになります。

返済の期間が長くなるほど、支払う利息は増えていくということを覚えておきましょう。

また、リボルビング払いでも、毎月一定の金額で返済をしていくのに、利息が上乗せされているんですよ。

毎月決まった金額なのに利息が上乗せされると聞いても、「支払う金額は増えないのに増える?よく分からないんだけど……」ってなってしまっているかもしれませんね。残金スライド元利定額リボルビング返済方式で、毎月返していく借入金額(これを元金と言います)と、利息の関係をあらわしているのが元利定額返済方式の部分です。次の章では、元利定額返済方式の仕組みについて解説します

2つ目の返済方式「元利定額返済方式」

元利定額方式では、毎月支払っている金額のなかに元金と利息が含まれた状態になっています。

毎月10,000円ずつ返済していくことになっているのであれば、元利定額返済方式だと元金と利息両方合わせて10,000円になっているわけです。

元利定額返済方式の毎月の返済金額内訳

図からも分かる通り利息の金額も含んだ状態で一定金額を返済していくので、1回で返せる元金は少なくなります。

毎回コツコツ返済してもなかなか元金が減らないので、返済期間がどうしても長くなってしまうのが元利定額返済方式の辛いところですね……。

しかも元利定額返済方式に残高スライドリボルビング返済方式の仕組みが加わると、さらに元金の減りが遅くなってしまうんです。

残高スライド元利定額リボルビング返済方式では、一定に決められた返済金額のなかで常に元金と利息の内訳が変わっています。

【残高スライド元利定額リボルビング返済方式での利息と元金の内訳】

返済金額の内訳は月ごとに変わる

残高スライド元利定額リボルビング返済方式では、返済を始めたばかりの頃の返済金額の内訳が利息分の方が元金よりも多くなっています。

 

返済が終わりに近づくにつれて元金の内訳の方が多くなっていくので、「ちゃんと遅れずに返済しているのになかなか借入残高が減らない……」と感じるかもしれません。

ある時期を超えると借入残高が減っていくスピードが上がるので、安心して返済を続けてくださいね。

細かく説明してきましたが、簡単にまとめてしまうと毎月同じ金額で返済していくけど返済金額の元金と利息の内訳は常に変化しているよ、ってことです。

そして、返済を続けていくと途中で返済金額が変わるんだと覚えておけば残高スライド元利定額リボルビング返済方式についての理解は完璧です!

ただクレジットカードやカードローンには、元利定額返済方式のほかにも返済金額の決め方があります。

残高スライド方式と組み合わせて使われることも多いので、かいつまんで説明しておきましょうか

元金と元利!?定額と定率!?言葉は似ていても中身は違います

月々の支払い金額を決める方法は、元利定額返済方式だけではありません。

ほかにも複数の方法があるんですよ。

月々の返済金額を決める返済方式一覧 
・元利定額返済方式
・元利定率返済方式
・元金定額返済方式
・元金定率返済方式

クレジットカードやカードローンの返済で使われている返済方式には、以上のものがあります。

文字をよく見ていただくと分かるのですが、返済方式はすべて元利元金定額定率のどれかを組み合わせた形になっているんですよ。

元利と定額については元利定額返済方式でお話ししたので、この章では主に元金と定率について解説していきますね。

定額と定率は返済するときに一定になるものが違う

残高スライド定額リボルビング返済方式の解説でもお話しした通り、定額で返済していくときは支払う金額が常に一定になっています。

一方、定率では常に一定の利率を使って返済金額を計算します。

もしも定率返済を残高スライド方式と併用した場合月々の返済金額を差し引いた借入残高に毎回同じ利率を使って計算し直すので、返済する金額が毎月違ってくるんですよ。

・毎月返済する金額が変わって分かりづらい
・支払いが終わる最後まで利息計算が続く

 

じつは定率返済方式は、箇条書きのような悪条件もあってほとんどの金融業者で使われなくなっているのが現状です。

毎月支払っていく定額返済方式になっているのが多いので、毎月の返済計画が立てやすくなっているんですよ。

元金返済方式は、利息が上乗せされるイメージです

定額と定率に続いて、元利元金の違いについて見ていきましょう。

定額であろうと定率であろうと、元金と利息をひとまとめにして扱っているのが元利返済方式です。

定額であれば決まっている金額のなかに元金と利息が両方含まれる、みたいな感じですね。

元金返済は元利返済とは違って元金が常に一定の金額になるか、一定の利率を使って計算することになります。

元金定額返済で元金10,000円を毎月返済していく場合だと10,000円にプラスして利息を支払っていくことになるんです。

元金定額返済方式を利用すると、返し終わるまでの毎月の返済金額は図のように変わっていきます。

元金定額返済方式の毎月の返済金額の推移

元利定額返済方式の図と見比べると、毎月支払う金額がかなり違ってくることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

元金定額返済方式の場合、返済を始めたばかりの頃は支払う利息分の金額が大きくなります。

その分元金定額返済方式の方が早く借りていた金額すべてを返し終えることができるので、元金定額返済方式の方が支払う金利の総額を減らすことができますよ。

金融業者からお金を借りると、用意されている複数の返済方法のなかからあなたに合ったものを選ぶことになります。あなたに生活スタイルに合った返済方式を選んで、計画的に返済をするようにしましょうね

残高スライド元利定額リボルビング返済方式で支払うときに注意すること

4章で、借りたお金を返すときのさまざまな方法をご紹介しました。

ただ、多くのクレジットカード会社やカードローン会社で使われているのは残高スライド元利定額リボルビング返済方式です。

この章では、残高スライド元利定額リボルビング返済方式で返済をしていくときに、どのような点に注意しておいたらいいのかお話ししておこうと思います。

残高スライド元利定額リボルビング返済方式では、追加の借入時に注意!!

残高スライド元利定額リボルビング返済方式では、毎月決まった金額を返していきます。

少ない金額で借りたお金を返していけるため返済計画が立てやすいのですが、追加の借り入れをした場合には毎月の支払い金額が変わることがあるので注意が必要です。

借入残高によって月々の返済金額が決まる残高スライド元利定額リボルビング返済方式では返済途中でさらにお金を借りると借入残高が増えるので、月々の返済金額も増えることになります。

追加借り入れにより返済金額の変化

「残高スライド定額リボルビング返済方式は月々の支払い金額が決まってるから安心して借りられる」と考えて追加の借り入れを繰り返してしまうと、返済している金額がどれくらいになっているのか分からなくなってしまうおそれがあるのです。

残高スライド元利定額リボルビング返済方式を採用しているカードローンを利用しているときは、追加の借り入れをするときに月々の返済金額がどれくらい変わるのか確認しておくといいですよ。

「借入残高」という言葉は「借入『後』残高」を指していることもある!?

返済方式に「残高スライド返済方式」を取っている消費者金融やクレジットカード会社は多いです。

しかし、書かれている「残高」という言葉が「残高『後』」という「最後に借り入れたときの残り金額」を指している場合もあるので注意しておきましょう。

借入後残高スライド返済方式の場合、追加の借り入れをしたときだけ返済金額の計算をやり直すことになります。

そうなると、追加の借り入れがない間は返済をして残り金額が減ったとしても高い金額で返済を続けることになるのです。

逆に、追加で借り入れた金額次第ではこれまで支払っていた返済金額よりも少なくなる場合もあります。

入後残高スライドリボルビング返済方式での月々の返済金額

借入『後』残高スライド返済方式になっていると、変則的に月々の返済金額が切り替わることになるので注意が必要です。

長くなりがちな返済期間を繰上げ返済で短縮しよう!

このコラムのなかでも何度かお話ししてきましたが、残高スライド元利定額リボルビング返済方式はどうしても返済期間が長くなってしまいます。

その分たくさんの利息を金融業者に支払うことになるので、結果的に返済にかかる総額がとんでもないことに……。

利息の支払い分を少しでも減らしたいのであれば、繰上げ返済を上手に使って短い期間での完済を目指しましょう!

お金に余裕があるときに早めに返済をすることで、返済期間を短縮させることができます。

繰り上げ返済の方法は書く金融業者で違いがあるので、借入している金融業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ

金銭的負担の少ない残高スライド元利定額リボルビング返済方式ですが、返済計画をしっかり立てずに借り入れを繰り返すとあなた自身の返済がどうなっているのか把握しにくくなってしまいます。

毎月返していく金額がいくらになっているのかをしっかりと確認して、繰り上げ返済などを利用して返済をしていきしょう。

気が付いたらあっという間に借金地獄、なんてことにもなりかねませんからね

参考記事:「気付いたらリボ払いで借金地獄!?抜け出すためのリボ払い攻略法!!

残高スライド元利定額リボルビング返済方式のおさらい 
・残高スライド元利定額リボルビング返済方式は、残高スライド返済方式と元利定額返済方式、リボルビング返済方式が組み合わさったものである。
・リボルビング返済方式は、毎月決められた一定金額を支払っていく方法である。
・残高スライド返済方式では、毎月の返済が終わって借り入れ残高が変わるたびにかかる利息の計算をし直している。
・毎月の返済金額のなかに利息と元金が含まれているのが元利定額返済方式
 

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