小学生や中学生のころ、学校の進級や誕生日プレゼントなど全国共通図書カードをもらったことがありますよね。
図書券や図書カードは図書カードの加盟店制度に加入している書店などや、カードを読み取ることができる機械が置いてあるお店で使うことができます。
そして全国共通図書カードは2016年5月に発行が終了し、以降新しく図書カードNEXTとしてリニューアルしました。
今回は昔ながらの全国共通図書カードの発行終了についてと、図書カードNEXTをご紹介していきます。
目次
全国共通図書カードは2016年に発行終了
もともと全国共通図書カードは1990年に「図書カード」として発行。全国共通図書カードは日本図書普及株式会社が発行しているギフトカードです。
本や雑誌などの書籍を買うことができる、プリペイドカードのようなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし冒頭でもお話しした通り、全国共通図書カードは2016年5月に発行を終了しています。
ただし図書カードには有効期限がありませんので、図書カードが使える加盟店や書店ではいつでも使うことができます。
また残額が残っている図書カードも使うことができますので処分しないようにしましょうね。
ちなみに全国共通図書カードには図書券も存在します。
全国共通図書カードと全国共通図書券の違い
全国共通図書券は、1960年から日本図書普及会社で発行されているものです。
当時は20円券15枚つづり、25枚つづりという形で図書券を使っていました。
後に40円、50円、100円、500円と徐々に金額が大きくなり、使い勝手も良くなりました。
図書券は磁気式カードではなく券なので、つり銭が出ないという欠点があります。そのためトラブルが起きやすかったのです。
そこで新しく登場したのが図書カード。磁気式カードに変えたため、つり銭の処理をしなくて済むようになったのです。
全国共通図書カードが図書カードNEXTとしてリニューアル
2016年6月、今までの全国共通図書カードがリニューアルし「図書カードNEXT」として登場。
以前の図書カードの使い方とあまり変わりはありません。ですが、図書カードで使った残高をスマートフォンやPCなどで手軽に確認することができるようになりました。
つまり以前より近代化し、より便利で手軽に使いやすくなったということですね。
ちなみに図書カードNEXTは贈り物として送るだけではなく、全国の加盟店で買うことができますよ。
また図書カードNEXTは磁気式カードから紙に変り、裏面はQRコードがあります。QRコードは書店の専用端末で読み取りを行い、インターネットを通して図書カードの残高を管理することができます。
スマホやPCなどから使った残額や利用履歴が確認できるため、「あといくら残っているのかな」と不安になることもありません。
確認方法は、公式ページの「図書カードNEXT 残額確認」にて図書カードのID番号とPINを入力。カード残額を確認するをクリックすると確認できます。
そして図書カードNEXTには「ネットギフト」という新しいシステムが加わり、カードの代わりにQRコードで図書カードを贈れます。
ネットギフトでQRコードを受け取ると、そのまま書店で本や雑誌などを購入することができます。さらに会計時はQRコードをかざすだけなので手軽。
ただ、現時点ではネットギフトは企業や団体対象のみとなっています。
10種類のデザインと10年の有効期限
図書カードNEXTは以前の図書カードと同じように豊富なデザインがあります。富士山シリーズや東山魁夷シリーズなど、デザインは全10種類。
また、現在の図書カードは以前と違い有効期限があります。
今まで使っていた図書券や図書カードは、有効期限がなく現在でも使えます。
しかし、新しく出た図書カードNEXTはカードを買ってから有効期限が10年となっています。
有効期限はカードの裏面に印刷されているので、期限内で図書カードを使うようにしましょう。
次に図書カードNEXTが使えるお店と使えないお店をお話ししますね。せっかく使おうと思っても図書カードNEXTに対応していないと大変ですので、しっかり確認していきましょう。
図書カードNEXTが使えるお店
図書カードNEXTを使えるお店は、2018年9月30日時点で約8,600店存在します。また、近くで図書カードNEXTを使える店を探すときは、公式ページの「取扱店検索」が便利です。
検索方法は以下の3つ。
- 住所・駅名・ランドマークで探す
- 都道府県、市区町村から探す
- 書店名で探す
図書カードはさきほど冒頭でもお話ししたように、図書カード読み取り機が設置されえているお店で使うことができます。
また、お店に図書カードNEXTマークがある書店などで使えます。
ただ、古本屋や本のネット通販などでは図書カードNEXTを使うことができませんので注意しましょう。
まとめ
今回は全国共通図書カードの図書カードと新しく登場した図書カードNEXTについてご紹介しました。
以前家族や友人からもらった図書券や図書カードは有効期限がないため、今でも使うことができます。また、新しくでた図書カードNEXTは昔に比べ利便性が高くなり、使い勝手が良いです。
有効期限が10年ありますが、QRコードで利用履歴や残高をみられるように。
子供のごほうびや進級、出産祝いなどでちょっとしたプレゼントなどに図書カードはおすすめですよ。また、図書カード以外にも便利なお金の使い方を知りたい方は、こちらの記事でお得なお金の使い方が分かりますよ 。