三井住友銀行が提供しているクレジットカードの「三井住友カード」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
3大メガバンクの1つである三井住友銀行のクレジットカードということで、知名度が高く信頼度も厚いことが何よりの魅力。
クレジットカードのキャッシングはとても便利なものですが、お金を借りることを考えるとより信頼できる相手から借りたいものです。
その点、三井住友カードであれば安心して使えるキャッシングといっていいでしょう。
キャッシングを利用するからには、そのサービス内容や使い方をしっかりと理解して正しく使う必要があります。
目次
三井住友カードの特徴は?
三井住友カードは、日本でのVisaのパイオニアをされています。
クレジットカードのなかでもシェアが大きいVisaのパイオニアだからこそ、クレジットカード業界においても一目置かれる存在といっていいでしょう。
三井住友カードは、日本のクレジットカードを牽引していく意気込みで運営している信頼と自信のカードなのです。
その最大の特徴としては、安心して使えるカードだという点が挙げられます。
全てのカードにICチップを搭載している上に、業界でも最高水準となる不正検知システムを導入して年中無休でカードのモニタリングをしています。
万が一、紛失や盗難にあってしまった場合でも、迅速な対応が可能なのでいざというときにも安心です。
そんな三井住友カードには、キャッシングリボ機能がついています。
ショッピングだけでなく、どうしても現金が必要というときでも役立つカードなのです。
また、キャッシング利用時の支払いはリボ払いとなるので、毎月の返済金額が高くなりすぎることもなく、安心して使うことができます。
さらに、総量規制の対象となっているので、借り過ぎてしまう心配もありません。
加えて、さまざまなカードが用意されていることも大きな特徴といえます。
例えば、学生向けの学生専用カード。学生だと収入もあまり多くなく、なかなかクレジットカードを作りにくいものです。
しかし、三井住友カードには、学生専用のカードがあるので、はじめての1枚も持ちやすくなっています。
さらに、女性向けのカードも用意されています。
女性が使いやすいようにと工夫されたカードは、そのカードデザインまで女性向けに洗練されていて、とても魅力的な1枚です。
これらのカードバリエーションによって、使う人それぞれの属性にピッタリの1枚が選べる、三井住友カードはそんなクレジットカードなのです。
キャッシング枠の上限額はいくら?
キャッシング枠は、10~300万円の範囲で上限額が設定されます。
ただし、三井住友カードのキャッシング枠は総量規制の対象となっているので、基本的に年収の3分の1までしか借りることはできません。
また、定期的な収入がない場合は、申込みそのものができなくなっています。
具体的なキャッシング枠の上限は、学生の場合で5万円、学生以外の未成年では30万円となります。
勤務している成人の場合は、その年収によって上限金額が変わります。
例えば、年収が300万円の人ならば、上限は年収の3分の1にあたる100万円となります。
そして、65~69歳の人は上限50万円、70歳以上ならば上限10万円となっています。
湯銭孝志「一口にキャッシング枠といっても、その上限額は人それぞれで全く違っているんですよ。
なので実際に申し込んで審査が終わるまではいくら借りられるか分からないということ。
では次に三井住友カードのキャッシング枠の金利を見ていきましょう。」
キャッシング枠の金利は?
三井住友カードの場合、キャッシングの金利は年15~18%となっています。
金利については、借り入れの額に応じて変動します。
しかし、基本的には上限金利の18%がかかるものと考えておくべきでしょう。
実際の金利は、日割り計算で借り入れをした日数分だけがかかってきます。
ただし、リボ払いの場合は返済期間が長くなってしまうケースも少なくありません。
そうなれば、当然金利による利息も高くなってしまうので、計画的な利用と返済が不可欠です。
利息は、毎月の返済と一緒に支払いをしていく仕組みとなっています。
クレジットカードの年会費は?
三井住友カードの年会費は、カードの種類によってさまざまです。
初年度は年会費が無料となっているカードが多いですが、実際の年会費の金額はさまざまです。
例えば、スタンダードタイプである三井住友VISAクラシックカードの場合は、年会費は税抜きで1,250円か1,500円になります。
その一方で、三井住友VISAプラチナカードでは、年会費は税抜き50,000円と高額です。
また、学生専用のカードでは在学中は年会費が無料、エブリプラスならば永年年会費は無料となっています。
それぞれのカードのグレードや付帯サービスなどに応じて、年会費は大きく異なるというのが実態です。
三井住友カードの申し込み方法
最短で3営業日で発行が可能となっている、三井住友カード。
その申込み方法は、以下の通りです。
- 公式サイトで申し込み
- 引き落とし口座の設定
- 入会審査
- カード発行
- 簡易書留で自宅にカードが届く
まずは、インターネットで申込みをします。
ここでは、必要事項に入力をして、カードブランドを選んだり追加カードを選択していきます。
その後、引き落とし口座の設定に進みます。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、ソニー銀行の口座を設定する場合は、「らくらく発行」が利用できるので、インターネット上のみで手続きが可能です。
これ以外の銀行の口座を設定する場合は、郵送での手続きが別途必要になります。
ここまでの手続きが済んだら、次は入会審査となります。
収入や借り入れ状況などに応じて、カード発行可能かどうかが審査されるのです。
審査結果は、最短で当日にメールで連絡が来ます。
そして、審査が通過した場合はこの時点でクレジットカードが発行されます。
ここまでの手続きが、最短で3営業日で完了します。
カードが発行されると、1週間ほどで自宅にそのカードが届きます。
簡易書留で届くので、安全な受け取りが可能です。
【借り入れ方法1】ATMやCDの利用
いつでも必要なときにすぐ利用できるのが、ATMやCDです。
提携している金融機関やコンビニに設置されているATM・CDであれば、カードを入れて引き出しの操作をするだけで簡単に借り入れが可能です。
金融機関ならば、東京スター銀行やきらぼし銀行、千葉銀行、筑波銀行などでATMの利用が可能です。
提携CDは、ユーシーカード、クレディセゾン、エポスカードとなっています。
コンビニでは、セブンイレブンのセブン銀行ATM、ローソンのローソンATM、ファミリーマートのゆうちょATM、ミニストップのイオン銀行ATMなどで借り入れが可能です。
ただし、ATMの種類によっては、借り入れのみの利用で返済はできないものもあるので注意しましょう。
また、店舗によって利用できる時間帯も違ってきます。
セブンイレブンの場合は原則24時間利用可能ですが、ゆうちょATMの場合は0:05~23:55のみ利用ができるようになっています。
そして、各ATMでは、借り入れの場合も返済の場合も手数料がかかります。
1万円以下の利用の場合は110円、1万円超の場合には220円の手数料が月々の支払い時に加算されます。
【借り入れ方法2】電話で申込み
三井住友カードでは、電話でのキャッシング申込みも可能です。
スマホなどからでも簡単に申込みが可能なので、インターネットが苦手な人などにもおすすめの方法となっています。
その方法は、まさに電話をかけるだけ。
専用のフリーダイヤルに電話すると、自動音声が流れてきます。
音声に従って、サービスコードや会員番号、暗証番号、借り入れ金額などを入力していけば、手続きは完了します。
この方法であれば、パソコンが苦手でも家や勤務先にいながらキャッシングが可能ですね。
引き落とし口座に借り入れ金額が振り込まれるので、万が一公共料金などの引き落としで残高が足りないなどの場合でも安心です。
電話での借り入れは、平日の8時50分~14時49分までの申し込みであれば、即日に振り込みされることもポイントです。
ATMなどへ出向くことはできないけれど、すぐに現金が必要という場合にも、大変有効な方法といえます。
また、自動音声での対応なので、出先でも人目を気にせず申し込みが可能です。
【借り入れ方法3】インターネットで申込み
電話以外にも、インターネットでキャッシングの申し込みをすることも可能です。
パソコンやスマホから簡単に申込みができるので、仕事の休憩中などでも手軽に手続きができます。
この場合は公式サイト上からの申込みとなり、必要事項に入力をしていくだけで手続きが完了します。
そして、申し込み後はクレジットカードに登録している引き落とし口座に直接振り込んでもらうことが可能です。
そのため、この方法でも口座の残高不足に悩まされることはなくなるのではないでしょうか。
また、インターネット申し込みならば、最短即時での振り込みが可能です。
通勤中の車内や移動中でも、手軽に申込みができるという魅力も見逃せません。
さまざまな申し込み方法があるので、そのときどきの状況に合わせて使いやすい方法を選びましょう。
三井住友カードの返済方法
キャッシングの返済は、基本的に口座引き落としで行われます。
申し込み時に設定した指定の口座から、毎月自動で引き落としされます。
支払い日は、毎月10日か26日から選択できます。
10日の場合は毎月15日に締めて翌月10日の支払い、26日ならば毎月末日に締めて翌月26日に支払いとなります。
自分の給料支給日などに合わせて、支払いがしやすいタイミングが選べます。
これによって、残高不足で支払いが遅れてしまうような事態を少なくすることができるでしょう。
毎月の口座からの引き落とし以外にも、随時の返済も可能となっています。
ATMや振り込みで、自分の都合に合わせて可能な金額だけ返済することができます。
キャッシングはリボ払いとなるので、毎月の支払いだけではなかなか利用残高が減らないものです。
そこで随時返済も上手に活用することで、金利も抑えつつ無理のない返済が可能となります。
リボ払いは毎月の返済額は負担が軽いことが多いので、タイミングを見て随時の返済をしていくと総返済額を少なくできます。
また、毎月の支払い時に希望額だけ追加して引き落としで支払うこともできます。
支払い期間が長くなりがちなリボ払いは、こうした随時払いを上手く利用していくといいでしょう。
キャッシングの返済額はいくら?
キャッシングの返済は、リボルビング払いによる返済となっています。
三井住友カードの場合、借り入れ残高に応じて返済金額を選ぶことが可能です。
例えば、20万円の借り入れをした場合には、1~5万円の範囲内で返済額を自分で設定できることができます。
あまり余裕がないようであれば毎月1万円の返済に設定するのも良し、比較的余裕があるのならば毎月5万円に設定して早く返済してしまうのもいいでしょう。
このシステムならば、それぞれの財布事情に合わせて都合の良い返済計画が立てられます。
具体的な返済額は、5万~10万円の残高で5~4万5千円、20万円の残高ならば1~5万円となります。
その他、かいつまんで見てみると、80万~90万円残高の場合には2万5千~6万5千円、210万~300万円残高では4~8万円となっています。
リボ払いの場合は、毎月の支払い負担が軽くなることが大きなメリットといわれています。
その反面、なかなか利用残高が減らずに利息がどんどん高くなり、完済までに時間がかかるというデメリットもあります。
返済期間が長くなると、総返済額も膨らんでしまいます。
しかし、三井住友カードでは支払額が自分で設定できるので、リボ払いながら早期の返済も可能となっているのです。
毎月の返済額を多めに設定すれば、その分返済は早く終わり利息も安く抑えられます。
そのため、自分の状況をしっかりと見極めて返済額を設定していきましょう。
キャッシングを利用する際に注意すべきこと
キャッシングを利用する場合には、常に現在の利用額をしっかりと把握しておくことが大切です。
そうしたことを気にせずにキャッシングを利用していると、いつのまにか限度額いっぱいまで利用してしまっているケースもあるでしょう。
また、キャッシング枠はショッピング枠内で設定されているのでクレジットカードのキャッシング枠を利用するとその分、ショッピング枠が減ってしまうということになります。
そのため、キャッシング枠を使いすぎていると、いざショッピングで利用しようと思っても利用できないという事態になりかねません。
キャッシングを利用する際には、限度額に注意して余裕のある使い方をすることが大切です。
【おすすめのカード1】三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAデビュープラスカードには、学生向けタイプと18~25歳専用タイプの2種類があります。
2つの違いは申し込み対象者のみで、基本的にサービス内容は同じです。
どちらのカードもポイントはいつでも2倍で、さらに入会後3ヶ月間はポイントが5倍となるという特典があります。
ポイントが貯まりやすいので、お得感もいっぱいのカードとなっています。
そのうえ、初年度は年会費が無料で翌年度以降は税抜1250円となりますが、前年に1回以上の利用があれば2年目も無料となります。
これならば、あまりクレジットカードを使う機会がないという人でも、年会費は無料のままでカードを使い続けることができそうですね。
また、「ショッピング補償」も付いていて、最高100万円までの補償が可能となっています。
これは、三井住友VISAデビュープラスカードで決済して購入した商品の、破損や盗難による損害を90日間保障してくれるものです。
一部補償対象外となる商品や損害もありますが、これによって安心してショッピングを楽しむことができます。
さらに、追加カードでETCなどの利用もできて、キャッシング利用枠も設定可能です。
これだけの機能があれば、クレジットカードとしては申し分ないといえるでしょう。
初めてクレジットカードを持つ学生や18~25歳には、ぜひおすすめしたいカードです。
【おすすめのカード2】三井住友VISAエグゼクティブカード
「三井住友VISAエグゼクティブカード」は、ビジネスパーソン向けに作られたクレジットカードです。
満20歳以上で、安定した収入がある人のみが持つことができるカードとなっています。
このカードの初年度年会費は無料で、翌年度以降は年間税抜き3000円が必要です。
ただし、所定の条件をクリアしていれば、最大で年会費が税抜き1000円まで割り引かれることも可能です。
三井住友VISAエグゼクティブカードには、「ショッピング補償」はもちろん「旅行損害保険」も付帯しています。
国内だけでなく海外の旅行中でも、アクシデントなどが合った場合に最高4000万円まで補償されるのです。
これならば、出張が多いビジネスパーソンでも安心して仕事ができそうです。
さらに、補償はカードを保有している本人だけでなく、その家族も受けられるのが魅力的です。
また、24時間いつでも医師への無料電話相談ができる「ドクターコール24」も利用が可能です。
その上、ETCカードはもちろん、家族会員カードも作成が可能となっています。
家族会員の場合は、年会費が税抜250円で一人目は初年度の年会費が無料です。
三井住友VISAエグゼクティブカードは、ショッピングやキャッシングだけでなく、旅行や出張、そして健康や家族まで大切にできるカードとなっています。
【おすすめのカード3】エブリプラス
「エブリプラス」は、年会費が永年無料となっている使い勝手の良いクレジットカードです。
年会費無料という手軽さにもかかわらずポイントは3倍なので、大変お得にポイントを貯めることもできます。
エブリプラスは、高校生以外の満18歳以上であれば誰でも申し込みが可能です。
ただし、未成年の場合は親権者の同意が必要となります。
手軽な印象のあるエブリプラスですが、「ショッピング補償」も付いているのでとても安心度の高いカードです。
もちろん、キャッシング利用枠もついているので、クレジットカードとして問題なく使えることが魅力といえます。
また、キャッシングリボ適用利率の引き下げサービスもついていて、返済実績に応じて利率が引き下げられるメリットがあります。
実質年率17.0%だったものが、13.0%にまで引き下げられることもあるのです。
キャッシングを利用する上では、このサービスは大きな魅力ではないでしょうか。
エブリプラスの支払いは、毎月の支払い金額が自由に選べる「マイ・ペイすリボ」となっています。
マイ・ペイすリボでは、ショッピングの利用分が自動的にリボ払いになります。
そして、毎月の支払い金額は自由に選ぶことができるのです。
さらに、支払い金額以上の設定であれば、インターネットや電話などで支払い金額を都度増減させることも可能です。
リボ払いながら毎月の状況によって支払い金額の調整もできるので、月々の支払い負担を最小限にできるカードといえます。
まとめ
三井住友カードは、ポイントが貯まりやすいように設定されている誰にでも使いやすいクレジットカードです。
種類も豊富で、学生向けや女性向け、ビジネスパーソン向けなど、さまざまな人それぞれにピッタリ合うクレジットカードが発行されています。
自分にとって便利だと思うカードを選ぶことによって、クレジットカードを持ったことがないという人も、クレジットカード上級者であっても、それぞれに合った使い方ができるのです。
また、キャッシングに関してはリボ払いを採用していますので、無理なく支払いができるという特徴があります。
毎月の支払い金額についても、利用残高に応じて決められている返済額の範囲であれば、自由に設定が可能です。
これによって、リボ払いで大きなデメリットになり得る「完済までの期間の長さ」や「利息が高くなる」という点を解消することもできるのです。
もちろん、無理のない返済が基本なので、毎月少額ずつの返済でも問題はありません。
しかし、余裕があるときに返済の金額を上げることで、キャッシングリボはより効率的に活用することができるのです。
キャッシングは、計画的な借り入れと返済が欠かせないサービスです。
三井住友カードは、そんな計画的なキャッシングをしっかりとサポートしてくれるクレジットカードといえるのではないでしょうか。